私の日常 【Kazuma Kawamura】

僕のそばに ページ39

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ひとまず部屋の鍵を開けて壱馬くんも部屋の中へ上げる。









「 ほら、起きて 壱馬くん。お水飲んで 」


壱馬「 んー… 」









半分眠りながらも水を飲んでくれるからそこは少しありがたい。
飲み終わると無駄にでかいソファに横になった。

お風呂入らなくていいのかな、芸能人ってそういうの気にしないのかな知らんけど。









壱馬「 ん… 」









壱馬くんは普段のオラオラに似合わず、むにゃむにしながら眠りについた。だからこの前壱馬くんに貰った壱馬くんプロデュースのブランケットをかけてあげる。

そういえば、まこくんからさっきLINE来てたけど、どうやら明日はオフらしいのでそのまま泊まらせてあげてほしい、とのこと。

壱馬くんは酔っ払って寝てるし、私は酔っ払ってないし間違いが起こることはない。だけど、今をときめく男性芸能人を泊めるということに少しの心配はある。









壱馬「 Aさ、ん…… 」


「 ん…？寝言か…… 」









目にかかる長い前髪を掬うと、長い睫毛にキリッとした眉毛が見える。

この言葉に表しようのない感情はなんだろう。









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