私の日常 【Kazuma Kawamura】

僕のそばに ページ21

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「 ……っな、んで 」








壱馬くんもまこくんも居るのに、
目に入らないくらいにりっくんに釘付けになる。

出会った頃と変わらない優しい声、別れる前と変わらない綺麗な金髪。
昔のことを思い出すには充分だった。









壱馬「 気がついたいつかのメリークリスマス 」









曲が終わり、暗転すると同時に流れる涙。

周りの関係者の人にはすごい見られる。
そりゃそうだ、泣いてる人なんていないもん。


りっくん、ずっとあなたに会いたかった。
別れようって言ったことすごく後悔してる。









「 …夢っ、叶えたんだね…… 」









私は会場を出て無我夢中で走った。
今 頭の中がごちゃごちゃしてる。感情が追いつかない。









壱馬くんステージ終わったら楽屋来てくれへん?









私は壱馬くんのLINEにも気づかず、走って家に帰った。








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木の葉が黄色く色づき始める頃→←君がいるから

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