私の日常 【Kazuma Kawamura】

そう僕らは今 ページ32

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時は経ち、２０２０年___________。









「 どうしよう…… 」









りっくん陸です。あけましておめでとう !
りっくん会いたいんだけど明日の夜とかどうですか ?









ついさっきお風呂からあがったらメッセージが来てて、開けばストレートに送られてきた言葉。
その瞬間にあの頃の甘くてせつない気持ちが溢れる。

メッセージに既読をつけたのにまだ返信を送れていない意気地無し。
明日の夜なら予定空いてるからいいよって送るだけなのに、それなのに送れない私。



ｼｭｯ__________







A明日の夜 大丈夫です。









「 送っちゃった……
しかも全然可愛げ無いメッセージ…！ 」









ひとりでベッドでうつ伏せになって足をバタバタさせる。









りっくんよかった、じゃあ明日ここで待ち合わせしよ
りっくんRIKUが位置情報を送信しました




A分かった









「 あー、またやった… せめて絵文字付ければよかった 」









こんなことで一喜一憂してるなんてやっぱりりっくんのこと…。









「 あ、明日の服 選ばなきゃ…！ 」








必死にクローゼットの中からあるだけの服を引っ張り出す。
絶対にこの季節に着るはずのない夏服も漁り出す。









「 …わかんないなぁ 」









自分の気持ちに整理がつかない。









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