おいおいちょっとヒロイン（仮）

おいおいちょっと…16 ページ23

あーーーーもうなんなんだよ！私はどこでどう道を間違えたっつーんだ！
葵が熱出したとき？いや、岩泉先輩がぶっ倒れたとき？…もしかするとマネージャーを引き受けたときか、この青葉城西に入学したときかもしれない…。

そんなくだらないポエムのような何かを頭で描いていたらもう部活も終わる時間になった。

部活中に何があったか？あと残り少ない文字数で語れるか！次に語るわ。

「あーっと、Aちゃん」
「なんですか？クソ川先輩」
「クソ川言わないでよ！！！あーーーその、えーっと、なんか…ごめん」
「謝罪なら葵にしてくれません？これから葵のお見舞い行くんで。ああ、連れてはいけないんでここでビデオに撮ります」
「え、重いな…どーしよなんて言おうかな〜」

あ、やる気なんだ。面倒くさいな冗談だったんだけど。まあやる気なら面白いしやらせておこう。あとで部活のグループトークに流出しよう。

「じゃあいい？」
「はい、どーぞ」
「え、えーっと、葵ちゃん。その、色々とあったのは全部俺のせいです。えーっと、その、ごめんなさい。全校放送より早くて申し訳ない。及川さんのファンが多いばっかりに☆「及川さん、これ、なんだと思ってるんですか」ハイ。部活内でも色々とあって、そのー。まあ、早く風邪治して！はいっ終わり！！！」

それだけかよ。まあいいや面倒くさいし。

「あざーした。じゃ、私行くんで」
「ば、バイバーイ…」

岩泉先輩？もう今日は使いもんにならなかったよ。

そして葵に電話を掛ける。

「もしもし葵、大丈夫か？」
『あーA？部活お疲れ』
「調子どう？」
『馬鹿兄のせいでこの上なく悪いわ』
「まじかよ。てか岩泉先輩が今日やばかったぞ」
『あーそれか。多分ね、お父さんからうつった。最近患者さん多くてね、お父さんも風邪気味だったのよ』
「そうかそうか。なんか…お疲れ」
『そっちこそね。とりあえず今日はゆっくりして』
「あーー待って、これから行く」
『え、もう遅いけど。ていうかうつ((ブチッ』

はい。毎回お馴染み(？)葵の携帯の充電ブチ切れ。
おい。もう付き合い始めて何回目だよ。

とりま葵の住む豪邸に辿り着き、インターホンを押す。

『ほーい』
「あの、早坂です」
『あー鍵なら空いてるから『ちょ！！なんで空いてんのよ馬鹿兄！』』

そのあと、今日の一部始終を話し葵はため息を吐きベッドに潜り込んだ。一部始終を知らないって？
大丈夫です。次にみっちり語ります。多分。←おい

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