Ep.67 戦友 ページ29
You side
閖「わ！Aちゃんやん！久しぶりやなぁ！やっとまた会えたー！」
杏「いぇーい！我らの末っ子の登場ぉ〜！」
群を抜いてうるさめ…否、明るめな2人がこちらに飛びついてきた。
夏「ほら…2人とも、あんまり近づくと汗着いちゃうよ。」
閖「ハッ…そうやんな、ごめんなAちゃん！」
『あ、いや別に大丈夫です…結局私も汗かくんでこれから。』
凛「わぁお、練習する気満々！いいねその感じ！」
先程とは変わって世界がぐるっと回転したかのように皆が私の周りにいた。
それは、私と皆は一心同体の心の友だと言うかのように。
夏「それじゃあ再開しよっか。Aを入れて7人フォーメーションでやるから気をつけてね。」
杏「え、間違えちゃいそう！」
日「Aちゃん以外で間違えたら罰ゲームって今朝言われたじゃん。」
閖「あぁ。笑メンバー分のハーゲンダッツ奢るやつやよな？笑」
杏「それはきついてー…」
皆が雑談している間に部屋の隅っこにある更衣室でササッと練習着に着替える。
(…これ、やっぱり良いな。)
これまではずっと学校の体操着で凌いでいたけど、この前お母さんが私の為に専用のダンス着を買ってくれた。
通気性も良くて、これで練習も捗るなと母の気遣いに少し目が潤む。
『お待たせしました。』
遥「お、来た。A、練習の進捗はどう？」
『そうですね…一応全部通せるようにはしてきたんですが…細かい所はまだです。』
凛「え、もう通しまで出来てるの？」
閖「今回結構複雑な振り付けなんやけど…やっぱ流石やなぁAちゃん。」
『でも全然動作的には綺麗じゃないので…』
夏「そこは直に皆でやって行くからいいの。…じゃあ、まずは全員で横並びで通してみよう。そこからフォーメーションを作るからね。」
我らのリーダー、赤川夏ちゃんの鶴の一声に全員が大きく頷く。
杏「んじゃ、龍ちゃん音楽流してぇー！」
龍「だからなんだよその呼び方。笑…はい流しまーす、3,2,1…」
小谷さんのカウントの後流れ出したAsterの音源。
最初から重低音が来て結構な壮大な音楽だから大きめな振り付けが多くて体力を消耗する。
だからあまり最初で張り切りすぎないように、そうやって先生に言われたことを頭からアウトプットされるように一つ一つ踊っていく。
…のだが
(…あれ？)
踊れば踊るほど自分の振り付けと皆の振り付けの違いが多い事に気づいた。
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - *神奈月*さん» なんと！嬉しいお言葉ありがとうございます…！泣 作者本当に亀更新癖がありまして、お待たせして申し訳ないです…。これからもお楽しみ頂けるように頑張りますので、変わらずのご愛読のほど宜しくお願い致します！ (2020年8月18日 12時) (
レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - コメント失礼致します！！とても面白いお話でついつい何度も読み返しちゃいました！！更新楽しみにしています！頑張ってください(*^^*) (2020年8月17日 4時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年6月3日 8時
