Ep.60 大きすぎる穴 ページ22
ラウール side
ふいに時計に目をやると既に11:00になっていた。
阿「はぁー…佐久間またかよぉ…」
深「はい佐久間遅刻ね〜」
年上の4人組が半ば呆れてるような顔をして乾いた笑みを零す。
渡「あはっはっはぁ！」
…翔太君だけは本当にツボってた。
深「とりあえず練習始めっか。皆準備s((ﾊﾞﾝｯ!!
ふっかさんが喋っている途中、ドアを開く大きな音が練習室に響く。
全員がドアの方を振り返ると
佐「はぁっ、はぁ、セーフ！？」
なんて言いながらOKポーズをしてくるから
ラ「アウトです。」
そう言っておいた。
佐「ぬぁぁんでだよぉおぉお」
深「はい遅刻した人は黙って準備してくださーい」
佐「いやでもそこまで遅れてな、」
阿「佐久間。」
佐「…はいぃ…」
やっぱり流石阿部ちゃん。
佐久間君も阿部ちゃんに逆らったら最後だと思ってるのか、めちゃくちゃ素直に静かになった。
目「なんか可愛いっすね佐久間君。」
佐「おいめめ、そんな事を通常の口調で言ってくんな照れるだろ！」
向「そんな…めぐきゅんの1番は俺やと思っとったのに…。」
深「はいそこコントすんなー。今日の事話すから聞いてろー。」
そう、今日何故ここにいるのか。
それは新曲の練習だから。
深「俺達は3月30日のCDTVに出る。そこでKISSIN MY LIPSを披露する事になったじゃん。」
その言葉に全員で頷く。
深「…だけど、今回照が出れなくなった関係で照の代役を所々で誰かしらにやってもらわなくちゃいけない。それはDDもだけどね。」
阿「歌詞割りとかもそうだよね。」
深「そう。だから今日はそれを決めて実際に流れとか動きとか確認したいと思ってる。OK？」
all「了解。」
やはりアイドルグループは一人一人がそれぞれ重要パートを受け持っているから、
1人でも抜けると本当に穴が大きい。
ましてや岩本君なんて僕達のリーダーでエースなんだから、今回どうなるのかは僕にも分からない。
ラ(でも…岩本君がいないなら代わりに僕が頑張らなきゃ。)
僕は嬉しい事にセンターを任せて貰ってる。
ここでリードできないで何がセンターだ。
僕は奮い立った。
今までで1番心が赤く燃え上がった。
ラ「っしゃぁ！！！」
宮「ラウール？」
目「気合い入れたんすよ多分。あいつも色々と考えてるっぽいし。」
手に力を込め、8人で鏡の前に立った。
深「それじゃ、始めようか。」
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - *神奈月*さん» なんと！嬉しいお言葉ありがとうございます…！泣 作者本当に亀更新癖がありまして、お待たせして申し訳ないです…。これからもお楽しみ頂けるように頑張りますので、変わらずのご愛読のほど宜しくお願い致します！ (2020年8月18日 12時) (
レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - コメント失礼致します！！とても面白いお話でついつい何度も読み返しちゃいました！！更新楽しみにしています！頑張ってください(*^^*) (2020年8月17日 4時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年6月3日 8時
