Ep.58 My life is for me. ページ20
You side
『アクロバットかぁ…。』
私が好きになったグループ、SnowManはアクロバットの実力者達の集まり。
9人になって見る機会が減るかと思いきや、普通に飛んでるし、なんならデビュー曲なんてアクロバットの権化。
(出来るもんなら…)
やってみたいって気持ちはあるよ、勿論。
でも、ダンスの基礎もなってない自分が手を出してはいけない気がして。
原「…やってみたい？」
『…へ？』
原「アクロバット。なんか、やりたそうな顔してる。」
そう言われ鏡をバッと見る。
想像以上に眉間にシワを寄せていたらしい私の顔は、何かを求めているかのような、そんな表情を浮かべていた。
『それは…はい。その通りなんですけど、やっぱり私はまだ早いと思って。』
原「…うん、それはね。」
『でもいつか、出来る時が来たら…アクロバットへの扉を開ける権利が持てる日が来たら、やってみたいなって。』
原「いいと思うよ。私は応援する。ただ…私は教えられない。」
話によるとSnowManは全員独学だそうだ。
あんな精度の高いアクロバットを全員独学で？
改めて聞くとそんな馬鹿な、と思ってしまうが全て本当の話のようだ。
原「だから私達ダンストレーナーが特にアクロバットを指導してあげることは出来ない…かな。少年忍者の担当の人に話通すこともできるけど、あの人はあの人で忙しいからさ。」
聞いてみると、どうやらやるなら独学で自己責任で、というのが結果論だそうだ。
でも私は、この世界に入ったからには全てに挑戦していくと決めていた。
『…然るべき日が来たら、私も頑張りたいと思います。』
憧れの存在に少しでも近付けるように。
そう思いながら今は目の前の課題に取り掛かることに集中を向けた。
原「それじゃあ、また明日ね。」
『ありがとうございました！』
その後これからの事を色々話した後、原口先生は練習室を出て行った。
(今…何時だ？)
時間を確認すると、18:30になっていた。
スマホの通知を確認するが、柿原さんからはまだ何も連絡が来ていない。
(会議、長引いてるのかな…。)
今日はひーくんについて色々話し合わなきゃいけないと言われていたから、とりあえず連絡が来るまで自主練をする事にした。
スマホからADDICTを流す。
〜♪〜〜〜♪
『ふぅ………きっつ…』
こんなのを悠々と踊っていたSnowManが人間には見えなくなってくる。
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - *神奈月*さん» なんと！嬉しいお言葉ありがとうございます…！泣 作者本当に亀更新癖がありまして、お待たせして申し訳ないです…。これからもお楽しみ頂けるように頑張りますので、変わらずのご愛読のほど宜しくお願い致します！ (2020年8月18日 12時) (
レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - コメント失礼致します！！とても面白いお話でついつい何度も読み返しちゃいました！！更新楽しみにしています！頑張ってください(*^^*) (2020年8月17日 4時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年6月3日 8時
