Ep.52 予感 ページ14
You side
読み進めてくるにつれて、段々と心がきゅっと締め付けられる感覚に陥る。
きっと、この文が100%正当な訳では無いんだろうけど
こうして載ってしまうことをしてしまったのは事実である事に間違いは無さそうだ。
(あ、だから昨日…)
阿部ちゃんとさっくんが柿原さんと話してたのって、その事だったり…？
柿原さんも一応長年務めている訳だし、色々な話が早く行けそうな位置ではある。
(だったらなんで…)
なんであんなに私に対して明るく優しく接してくれたのだろうか。
メンバーもきっと、昨日伝えられたんだと思うのに。
『アイドル、なんだなぁ…』
アイドルは、笑顔を見せる仕事じゃない。
笑顔にさせる仕事。
よく、さっくんが某アニメキャラのこのセリフを代弁する。
自分達がどんなに辛い時だって、彼らはいつもステージに立ってファンを笑顔にさせる為に必死で頑張ってるんだ。
他人である私にあんなに優しく接してくれたんだもの。
やはり、彼らはプロだ。
(私にそれができるかなぁ…。)
何が起ころうと、何が自分の心を蝕もうとも
私達はステージに立たなくてはいけない。
柿｢Aちゃん、ごめんね待たせちゃって。｣
『っあっ、別に…。むしろお母さんと話してくれてありがとう。』
柿｢これからの事もあるし、お母さんにも一応色々話しておいたから。｣
『色々？』
柿｢うん。まだ公表されてないけど、これから世界にこのグループのことを発表した後、Aちゃん達は、まだJrとは言えど、一応芸能人として確立するっていう話。｣
…恐らく、外出に関する注意とか、多分その辺だろう。
でも安心して欲しい。
絶対にこんな私がジャニーズだとバレる自信が無い。
『大丈夫だよ、そんなに気を張らなくても。』
柿｢一般人もそうだけど、やっぱり文春も怖いからさ…。｣
そう言って顔を曇らせる柿原さん。
柿｢…見た？｣
ミラー越しに聞き辛そうにこちらの様子を伺っている。
『まぁ…今日のネットニュースの1番上にありましたから…。Twitterトレンドにも入っちゃってるし…。』
柿｢…はぁぁぁ、だよねぇ…。｣
深くため息をついて、もうそろそろ泣くんじゃないかという位の悲壮感を漂わせる柿原さん。
『昨日の電話ってもしかして…』
柿｢うんそう、大正解。この事で今日夕方、Aちゃんのレッスン中に役員会議に参加しろって。｣
『役員…会議？』
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - *神奈月*さん» なんと！嬉しいお言葉ありがとうございます…！泣 作者本当に亀更新癖がありまして、お待たせして申し訳ないです…。これからもお楽しみ頂けるように頑張りますので、変わらずのご愛読のほど宜しくお願い致します！ (2020年8月18日 12時) (
レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
*神奈月*(プロフ) - コメント失礼致します！！とても面白いお話でついつい何度も読み返しちゃいました！！更新楽しみにしています！頑張ってください(*^^*) (2020年8月17日 4時) (レス) id: fbe34a81c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年6月3日 8時
