Ep.183 7つの光の交わり方 ページ48
You side
閖「ほんでな、ここはこういう動線にしたいんやけど、どや？」
凛「ちょっと詰めすぎじゃない？もっと間隔あけた方が、個々のダンスも見やすくなりそうだけど。」
夏「そうだね。じゃあ、Aはそのままで、皆2歩だけ外側にズレてみよう。」
日「おっ、いい感じじゃない？」
杏「これならお客さんともアイコンタクトちゃんと取れちゃう！！いいね！」
遥「今回無観客だって、何回言ったらいい訳？」
『私、もう少し前出ようか？その方がボリューム感出そう。』
閖「むむ！！センターナイスアイディア！ちょっと出てみてや。……おお、ええな。Aの高身長が活きてるわ。」
夏「……最高だね。」
休憩時間の後は、その前にやっていたファンファーレの振り入れを止めて、全員でCryOutのフォーメーション確認をし始めた。
実は既にCryOutは全員振り入れは先週に終わっており、まだ詰めないといけない箇所は山積みなのだが、とりあえず何となく踊れるレベルまでには仕上がっている。
だからこそ、閖ちゃんを筆頭として全員で試行錯誤しながら全体のバランスを見ながら動線を決めているのだ。
正直、Asterの時は私は全体練習に後から合流した為、既に出来上がっているところに入るだけだった。
でも、今回は本当に全員で意見を出し合って全員で作っていくという場に居させてもらえてる。
その現実に、この世界ではまだ何も分からない私でさえも少しだけ一種の愉しさを感じられた。
凛「まじでこのダンスブレイクタイムの編曲最高すぎる。日向は才能の塊だね本当。」
日「……感謝の言葉の代わりに、今期の大学の単位、凛が取ってきてくれない？」
凛「はは、冗談言わないでよ。」
この曲のオリジナル版をデモテープで初めて聞いた時、日向ちゃんが自信満々に私達メンバーに推していた部分が、このダンスブレイクタイムの箇所だ。
EDM調に編曲されたこの部分、恐らくSnowManにこのデモテープを渡しても素晴らしいパフォーマンスをしてくれると思ったし、それは私達だって同じだった。
『……勝手に体がリズム取っちゃうよ。』
曲は流れ続けているけれど、閖ちゃんと夏ちゃんが少し時間をとって振りと動線の話し合いを練習室の隅でやっているこの時間。
ダンスは未経験だし下手くそな癖して、どうしても音楽家精神には逆らえないらしく。
遥「A、足で踊ってる。」
そう後ろで笑っている遥ちゃんに鏡越しで微笑んだ。
Ep.184 昔の私が付けた足枷→←Ep.182 運命に招かれて
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - Hano.さん» Hano.さんコメントありがとうございます！更新お待ち頂けていたとのこと、本当に感謝感謝です(泣)好みと作品ジャンルがマッチされているとのことで、これからもお楽しみいただければなと想います！嬉しいお言葉ありがとうございます(*^^*) (2021年9月3日 8時) (
レス) id: ee0c23d013 (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - わー！更新待ってました！ジャニーズとtwiceが好きな私にとってさらさんは神様です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年9月2日 20時) (レス) id: 56ad16bf12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2021年9月1日 22時
