Ep.159 Again ページ24
You side
夏「ほら、見て？」
そう言われた通りに客席を見ると、そこには先程までいなかった人の数が座っていた。
SnowMan以外にも顔を知っている人達が沢山いるのは、ジャニーズに疎い私でも理解することが出来た。
『…！』
(ジェシー、さん。)
この間偶然美容室で出会った挙句、お会計を奢って下さったジェシー先輩の姿も見えた。
しかもその人達皆、私達を一目見ようと集まってきている事は一目瞭然だった。
少し思いに耽っていればその刹那、ジェシーさんと目が合う。
相手も私の存在にハッとなったのか、少し驚いた顔をしたあとくしゃ、と顔を歪ませてはにかむように笑いながら手を振ってくださった。
『…ふふ。』
なんだかその光景に嬉しさを感じ、小さくだが手を振った。
田「お、おい…今あの子…こっちに手振らなかった！？」
ジ「安心して？樹じゃなくて、俺に、だから。」
京「いや、俺だった。」
…と、よく分からない言い争いをしている事には私は気づくことは無かった。
グリン、と意識をこちらに引き戻す。
あぁそうだった、私達は今からパフォーマンスをする。
杏「1日に2回もパフォーマンス出来るなんて、幸せ者すぎる！！！」
日「ほんとね。もう…この日のためにずっと居てもたってもいられなかったよ。」
うずうずしている皆の中で、私も当然のごとく手に汗を握る。
先程パフォーマンスはしたが、まだ今日という日は終わっていない。きっと、さっきの録画とこれから撮る映像は別日に流されるんだろうけど、まだ私達はこの時点では初登場だから。
『ふふ。』
思わずその事に微笑んでしまう。
そんな私に驚き、全員がこちらを振り向く。
閖「ぼーっとしてると思たら、今度は笑ってもうたでこの子…。」
『いやいや、特に意味は無いよ。』
閖「なんやなんや気になるやないか！」
遥「楽しみって事でしょ？」
閖ちゃんに返答しようとした傍で遥ちゃんがそう口を出してきた。
そんな彼女を見てもう一度笑う。
『勿論！』
そんな私の言葉を聞いた他のメンバー達の表情が一斉に和らいだのは気の所為だろうか。
全員でステージの立ち位置に立つ。
ゆっくりと客席を見回す。あぁ本当にテレビで見た人達がそこにいる。
胸に手を当て、息を吐く。
さぁ行くぞ、と言わんばかりに。
低音の深い深いバストーンの音に沿ってサイレンの音が鳴り響く。
キスマイの皆さんの素敵な曲、ADDICTが始まった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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パスタ好きのさらさん(プロフ) - Hano.さん» Hano.さんコメントありがとうございます！更新お待ち頂けていたとのこと、本当に感謝感謝です(泣)好みと作品ジャンルがマッチされているとのことで、これからもお楽しみいただければなと想います！嬉しいお言葉ありがとうございます(*^^*) (2021年9月3日 8時) (
レス) id: ee0c23d013 (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - わー！更新待ってました！ジャニーズとtwiceが好きな私にとってさらさんは神様です！これからも頑張ってください！応援してます！ (2021年9月2日 20時) (レス) id: 56ad16bf12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2021年9月1日 22時
