永遠に。 ページ48
貴女side
あの感動のSHOW CHAMPION収録後。
リカ｢Aちゃん、電話あなた宛に来たから。｣
貴｢え？私ですか？｣
そう言って渡されたリカさんのスマホ。
誰かなとソワソワしながらミュートを外し、｢もしもし｣と語りかける。
…すると、聞こえてきたのは大好きな父の声だった。
驚きながら私がリカさんの方を向くと、優しく見つめられた。
貴｢…ありがとう、ございました。｣
通話後、スマホを彼女に返す。
何故、私の父と繋がっていたのか…
様々な疑問を抱えながら彼女を見つめた。
リカ｢…今まで黙っててごめん。 ｣
貴｢っえ、｣
リカ｢改めて、一応戸籍上今は、藤宮リカの、小石川リカです。腹違いの妹と弟がいます。｣
貴｢…待って本当に？｣
リカ｢嘘な訳ない。今のは私の母さんにかけたの。少しでも早く、話させてあげたかったから。｣
まさかのまさか。
あのスタイルの良くて面倒みの良さそうなとても頼りがいのあったスタッフさんが、実は自分の義姉だった。
リカさんは、あの最終オーディションで助け舟を出してくれた恩人だった。
貴｢…あの時って、もしかして。｣
リカ｢んまぁそれもあったけど。単に、頑張って考え抜いて苦しんでる人には手を差し伸べたくなるものよ。｣
そう言って微笑むリカさんが、無性にかっこよく見えた。
リカ｢私が貴女を社長に勧めたの。｣
貴｢！！あのスカウト…って、｣
リカ｢うん。…偶然じゃないの、私が、貴女の動画を見せて。｣
貴｢だからあんなに…｣
普通いきなり入ってきたただの新人にあそこまで声を掛けないだろう…。
全てが今、ここで繋がった気がした。
リカ｢…では、改めて。｣
そう言って、リカさんは私の手を握る。
リカ｢この世界に入ってくれて、ありがとう。そして、デビューおめでとう。…絶対、ビッグな存在になるんだよ。｣
血は繋がってないけどそこには確かに絆があった私達。
貴｢…勿論です。約束したんです、メンバーと。絶対に皆で頂点の景色を見るって。｣
真剣に彼女の黒くて綺麗な瞳を見つめた。
ノン｢ふぎゃー！疲れたぁ！｣
トン｢皆お疲れ様！今日は早く休も！｣
あれから宿舎へ帰ってきた私達。
疲れていたのでさっさと自室に戻り、スマホの通知を見る。
そこには、
"デビュー、おめでとう。"
と、私の大好きな9人の写真を添えてジョンヨンオンニから送られてきたメッセージがあった。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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とあ - ホントに面白いです！ 大好きです これからもがんばってください！ (2020年11月24日 1時) (
レス) id: ff2fba7162 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます^^*そろそろ終盤に差し掛かりますが、最後まで宜しくお願いしますm(_ _)m (2020年5月16日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
女の子 - 面白いですね。更新頑張ってください。応援してます！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: ceafdc132b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年2月3日 20時
