ドキュメンタリー9 ページ43
No side
staff｢藤宮さん、お疲れ様です。｣
貴｢…！お疲れ様です…｣
【疲れたような笑みを浮かべながら、どこか心ここに在らずとも言えるような表情を見せる藤宮。】
staff｢今どんなお気持ちですか？｣
貴｢なんか……信じられないっていうか…最後の最後まで『私は受かるんだ！絶対デビューするんだ！』って思ってましたけど…いざ合格になると…夢なんじゃないかと…｣
【そう呟きながら頬を強くつねる藤宮。】
ナシ｢何やってんの笑笑｣
貴｢夢なんじゃないかなって思って…｣
【本当に信じられない様子の藤宮に最年長、ソン・リマがこう投げかける。】
リマ｢A。私はまだ貴女と過ごした時間がほんの少ししかない。だから、気遣ってあげられなかったり思いを汲み取ってあげることが出来ないかもしれない。…それでもね。｣
リマ｢もうAは、MOONACTの一員…そしてセンターなんだよ。だから私は、Aの事を大切にしたい、一緒に歩んでいくって決めたの。｣
【先程まで泣いていた目を赤く腫らしながらリマは屈んで藤宮に語りかける。】
リマ｢…一人じゃないよ。｣
【そう言うと、藤宮はリマに抱きついて泣き始めた。】
【その時のことをリマはこう話した。】
リマ｢まだ中学生で、何も知らない言語も通じない韓国に来て、いきなりオーディション…それは辛いですよ。｣
リマ｢今考えてみたら、よく1人であそこまで頑張れたなって…歳下だけど尊敬します。本当に。｣
staff｢だからこそ、裏では甘えて欲しかった？｣
リマ｢番組中は私も余裕がなかったのでそうは思ってなかったけど、デビューが決まったら、勿論思いましたね。だから、あの時号泣してくれたのも本当に嬉しくて。｣
【リマは涙ながらに語る。】
リマ｢この末っ子は大事に大事に育てていかなくちゃなって思いました。｣
【こうして誕生したMOONACTは、2016年4月6日、本日デビューする。】
【沢山の逆境を乗り越えてきた8人のメンバーと共に、最年少センター、藤宮Aはこれからも頂点を目指して突っ走って行く。】
貴｢先のことは何も見えない。…けれど、今自分が立ってるこの道には何本も分かれ道があってそれを選ぶ権利を得る為には、人の倍の努力が必要なんだな、って感じたんです。｣
【今大注目の14歳の天才少女は、裏で相当な努力を重ね、今後もセンターとして華々しく咲いていくであろう。】
We Are MOONACT……
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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とあ - ホントに面白いです！ 大好きです これからもがんばってください！ (2020年11月24日 1時) (
レス) id: ff2fba7162 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます^^*そろそろ終盤に差し掛かりますが、最後まで宜しくお願いしますm(_ _)m (2020年5月16日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
女の子 - 面白いですね。更新頑張ってください。応援してます！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: ceafdc132b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年2月3日 20時
