ドキュメンタリー2 ページ36
No side
【入ってすぐ、藤宮は基礎レッスンを受けるために一番下のクラスに編入した。】
staff｢どう？楽しい？｣
貴｢楽しい…というよりかは、疲れますね。笑こんなに一生懸命に何かに取り組んだ事がなかったので、とても新鮮です。｣
【練習生のレッスンは未成年もいる為、基本、延長しても19:00までとなっているが…】
ｷｭｯｷｭｯ…ｷｭｯ
【我々は明かりがずっと点いている1つの部屋を見つけた。】
【そこへ入ると…】
貴｢はあっ…はっ…はっ…｣
【汗だくになりながらも次のクラス分け試験の課題曲を仕上げようと必死に藻掻く藤宮の姿があった。】
staff｢もしかして、今までも？｣
貴｢私は皆とスタートダッシュが違いすぎます。だからこそ、努力は人の1億倍しないと追いつけない…いやそれでも追いつけないかもしれないんです。｣
【彼女は苦しい顔をしながら続ける。】
貴｢もう…諦めたくないんです。｣
【この時、時刻は23:30。】
【普通の人なら帰宅している時間だが、藤宮はこれでも足りないと言う。】
staff｢ストイックなんですね。｣
貴｢いえいえ笑ストイックな訳じゃないですよ。意外と堕落してる人間だし…。そんな私でも、今回ばかりは絶対に逃げたくないんです。｣
【我々はそう話している彼女の目がとてつもなく強い芯があると気づいた。】
【そんな毎日努力している藤宮に、転機が訪れる。】
トレ｢あ、Aちゃん。PDさんが呼んでたから、行ってきな。｣
【藤宮に、PDからの招集がかかった。】
【今思えばこれが、運命の扉を開く瞬間だったのだ。】
貴｢あ、はい…行ってきます。｣
【若干不安そうな顔で部屋を出ていく。】
ﾄﾝﾄﾝ
貴｢失礼します。｣
ｶﾞﾁｬ…
【PDの部屋に入ると、藤宮の他にも17名の練習生がそこにいた。】
【しかし、メンツ的には上位のクラスの練習生がほとんどだった為、藤宮は状況を呑み込めず、困惑している。】
PD｢おお、A。よく来てくれたね。そこに座って。｣
貴｢はい…あの、これって…｣
PD｢今説明する。｣
【そう言ってPDは、ある事を18人の少女たちに話す。】
PD｢今度また公開オーディション番組が行われることが決定した。｣
リマ｢また…ですか。｣
ジリ｢…｣
PD｢その名も、『K-POPJUST SURVIVAL』。制度的にはこの前のSIXTEENと同じで進めていく。｣
貴｢！｣
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とあ - ホントに面白いです！ 大好きです これからもがんばってください！ (2020年11月24日 1時) (
レス) id: ff2fba7162 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます^^*そろそろ終盤に差し掛かりますが、最後まで宜しくお願いしますm(_ _)m (2020年5月16日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
女の子 - 面白いですね。更新頑張ってください。応援してます！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: ceafdc132b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年2月3日 20時
