ドキュメンタリー ページ35
No side
〜藤宮A Documentaly〜
【8月上旬、藤宮Aは韓国へと降り立った。】
貴｢あ、こんにちは。初めまして。｣
【我々密着班は、ドキュメンタリー映像を撮っていることを悟られないようにしてカメラを回す。】
Staff｢どうですか、初めての韓国。｣
貴｢そうですね…まだ分からない事だらけで先も見えないけれど、新しい自分が始まった感じがして…嬉しいです。｣
【彼女は何かを捨ててきたような表情をしていた。】
【実は、彼女は母親を幼い頃に自死で失くし、父親と弟と3人で暮らしていた。】
【その後義理の母親が出来、その母親の連れ子、つまり実の娘が】
リカ｢こんにちは、小石川リカです。｣
【そう、JYP事務所のプロデューサースタッフの1人、小石川リカであった。】
【要するに、小石川リカと藤宮Aは異母姉妹となる。】
リカ｢そうですね…彼女とはまだ1度も実際に対面したことは無いんですけど、母親から送られてきた動画が物凄く魅力的で。｣
【そういって小石川は我々密着班に、あるひとつの動画を見せてきた。】
【なんと、これがJYPスカウトのきっかけとなった動画らしかった。】
staff｢これ…未経験なんですか？｣
リカ｢趣味で歌うことは好きだったみたいで、これをたまたま録画していたようです。｣
【そこには、Mr.childrenの難しい曲を低音から高音まで歌い上げるAの姿が捉えられていた。】
リカ｢この動画みて…なんか涙出てきちゃって笑この子は只者じゃないと思って、社長に言ったんです。｣
【なんと彼女のスカウトは偶然ではなく、元からの目的だったのだ。】
リカ｢この子は絶対に何か持っているって、私もPDも感じてました。｣
【そんな彼女は、事務所に着くと最初にこれなら仲間となる練習生達の前に出されて挨拶をさせられる。】
貴｢…藤宮A、です。日本から来ました。宜しくお願いします…。｣
ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ…
【拍手が巻き起こるが、一方Aは先程空港で見せたような笑顔を見せず真顔で少し緊張した面持ちを見せた。】
【あの時のことを練習生の母、とも言われる練習生期間11年のベテラン、ソン・リマに聞く。】
リマ｢あの時…そうですね…まだパフォーマンスも何も見てなかったから、『あぁ、また日本から来たんだ。凄いな。』って単純に。でも彼女の目線は本当に強かったです。今までで1番真っ直ぐな眼でした。｣
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とあ - ホントに面白いです！ 大好きです これからもがんばってください！ (2020年11月24日 1時) (
レス) id: ff2fba7162 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます^^*そろそろ終盤に差し掛かりますが、最後まで宜しくお願いしますm(_ _)m (2020年5月16日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
女の子 - 面白いですね。更新頑張ってください。応援してます！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: ceafdc132b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年2月3日 20時
