はち切れんばかりに ページ30
ジョンヨンside
またもやAがセンターになるフォーメーションになり、サビが始まる。
『でもなんで嫌いになれないんだろう』
相当激しく動いているけれど音程を外していない。
結構キーも高めだけど、本人はつらそうな表情を一切見せない。
…これが本当に未経験で練習生期間0なの？
モモ｢ダンスも…止めがハッキリできとって上手や…指先まで魂を込められとる。こんなに細かい部分まで拘るなんて、プロでも早々出来ることやない。｣
サナ｢上手いだけやない、華があるわ。あの子。センターって言われて納得やもん、これみたら。｣
『あんな奴の事なんて忘れ去りたいのに』
歌詞に沿った苦しそうな表情を醸し出すAは誰もが見とれてしまうほどの美しさがあった。
それはビジュアルだけじゃない、彼女の内面から溢れ出す何かがそうしていた。
『冷たい床の木目に沿って
自らの体を横たわすけれど』
ミナ｢ジリョナ…！！！｣
ナヨ｢え待ってこれジリョン？いつものジリョナじゃない。｣
チェ｢ジョンヨンオンニかそれ以上のガールクラッシュさはあるね。｣
ツウ｢ジリョナやAみたいにガールクラッシュの子が結構このグループ多いから女の子から人気出そうだね。｣
ジリョナのラップは昔の儚い、今にも消えてしまいそうな悲哀の具現化のようなジリョナでは無かった。
自分は自分だ、自分の道は自分で決める。
自分の人生は自分の為だけのものだ。
そんな風に主張しているように見えて。
ジョ｢あの子は…MOONACTに入れて、幸せだね。｣
ミナ｢…そうやね。あんな良いメンバーに囲まれて。本当に幸せやと思うよ。｣
ジョ｢あの時とは見違えるようになったね。｣
ミナ｢本人も思う所あったんやと思うよ。やっぱり自分の中で殻を破りたい言うのはずーっと、考えとったと違うかな。｣
唯一ジリョナに秘密を打ち明けてもらえた私とミナは、テレビ越しに奮闘する成長したジリョナを見て、互いに微笑んだ。
ジヒ｢うひゃぁ…やばいねクオリティ高すぎ。｣
モモ｢フォーメーションもバッチリだし、相当合わせたんだろうなー…｣
見ていてどの時も目を話せなかった完璧なパフォーマンスが終わった。
『MOONACTさん、ありがとうございました！いや〜流石ですね！圧巻でした！感想はいかがですか？』
貴｢そうですね、初めてテレビでパフォーマンスが出来たことがとても嬉しいです！｣
そう言って笑う君のギャップが心に刺さる。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーカラー
あずきいろ
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とあ - ホントに面白いです！ 大好きです これからもがんばってください！ (2020年11月24日 1時) (
レス) id: ff2fba7162 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます^^*そろそろ終盤に差し掛かりますが、最後まで宜しくお願いしますm(_ _)m (2020年5月16日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
女の子 - 面白いですね。更新頑張ってください。応援してます！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: ceafdc132b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年2月3日 20時
