一生の仲間 ページ23
貴女side
ノン｢もう…そろそろだね…｣
ジリ｢うぅ…お腹痛…｣
トン｢ステージに立ってないのにこんなに緊張するの、オーディション以来だよほんと。｣
現在時刻、00:28。
あと2分後に…私達のデビュー曲のMVが上がる。
この瞬間だけは絶対に皆で見ようと、YouTubeをテレビに繋いで全員で狭いソファにぎゅうぎゅうになりながら座って待機していた。
リマ｢…皆。｣
少しだけピリついた空間で優しい声掛けをしてきたリマオンニ。
皆がリマオンニの方を向く。
リマ｢これから、沢山大変な事とか、辛い事とか、苦しい事とかあると思う。でも私は、それすらも皆と乗り越えたいと思う。苦しい事や辛い事は全員でおすそ分け。全員で団結してこのグループを頂点に持っていきたい。｣
どこからか、鼻をすする音が聞こえる。
位置的にはノンオンニかエミオンニかナシカオンニだった。
でも今はそんなことどうでもいい。
だって…私の目からも涙が零れ落ちてしょうがないから。
リマ｢私は最年長ってことでリーダーだけど、まだまだ全然至らない部分も沢山あるし、迷惑だってかけると思う。｣
貴｢っ、そんなこと、｣
リマ｢でもね。Aが前に言ってたでしょ。｣
貴｢え、私…？｣
リマ｢迷惑は掛けあおう、って。デビューするってことは、私達は一生を共にする位の、家族以上の存在になったんだよ。私はそれを後悔していないし、誇りに思う。皆はどう？｣
先程以上に鼻をすする音が四方から聞こえてくるようになり、全員がもげる勢いで首を縦に振る。
リマ｢…だよね。私は、このメンバーで良かったと思ってるよ。この時の為に私達はやってきたんだって、多分今日のカムバックステージで皆思うと思う。だから皆にお願いがある。｣
リマオンニはこちら側に体ごと向けて深く頭を下げた。
ジリ｢ちょ、リマオンニ何やって、｣
リマ｢このグループは…絶対に潰させない。何があっても、命をかけてもこのグループが大切なの。…だから、皆と、皆とこれからもずっと一緒に歩んでいきたい。｣
そう言ってもう一度深く頭を下げられた。
現在時刻00:29。
あと、30秒。
アン｢…もー、リマオンニ。なーに言ってんの。｣
誰もが口を開くことが出来なかった時、いつもはマンネみたいにはしゃいでいるアンニオンニが口を開いた。
アン｢そんな事言われなくたって、私達は運命共同体。そうでしょ？｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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とあ - ホントに面白いです！ 大好きです これからもがんばってください！ (2020年11月24日 1時) (
レス) id: ff2fba7162 (このIDを非表示/違反報告)
パスタ好きのさらさん(プロフ) - 嬉しいお言葉ありがとうございます^^*そろそろ終盤に差し掛かりますが、最後まで宜しくお願いしますm(_ _)m (2020年5月16日 22時) (レス) id: b898e8ff1d (このIDを非表示/違反報告)
女の子 - 面白いですね。更新頑張ってください。応援してます！ (2020年5月13日 22時) (レス) id: ceafdc132b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パスタ好きのさらさん | 作成日時：2020年2月3日 20時
