【文スト】人間不信の男装少女は探偵社に入って頑張るそうです 肆

太宰がいる探偵社の日常 ページ2

太宰side






快晴の空、そして目の前に怒っている国木田。

何時もの様に、太宰が仕事をサボり国木田がそれを「俺の理想が」と言って怒っているのだ。

そして、それを見て困った様に笑う敦。

その横に寄り添う様にして仕事を手伝う鏡花に、イチャつく谷崎兄妹。

乱歩は駄菓子を口いっぱいに頬張り、与謝野は医務室で解体道具の手入れをしている。



＿＿＿＿＿これが、探偵社の日常。









蓮が居なくなり、織田が殉職し、太宰がマフィアを抜けて四年が経った。

時が過ぎるのは早いもので、然し太宰は彼女らと話して居た事を昨日の様に思い出せる。

その度に、切なくなり、不安な気持ちが溢れそうになった。

だがそれでも、太宰は蓮の言葉を信じ、彼女が自分の元に帰って来るのを信じて待ち続けている。




絶対に、この気持ちを誰にも悟られない様に。

次に蓮と会った時、気持ちが止めどなく溢れ出てきてくれて、《大好き》で一杯になるように、太宰は待ち続ける。









．









『＿＿＿＿＿見つけた』

久しぶり→←設定

ラッキーキャラ

樋口一葉

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す