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一か八かでスッと寝台から飛び降りた。
カクン、と飛び降りた際に膝が曲がったが、すぐに体制を立て直し
ドアに手をかけた。
ダンッ
「逃すと思った？」
『＿＿＿＿っ』
耳元で囁かれゾクッと全身が震えた。
ドアノブをそのまま回そうと力を入れる。
『＿＿＿＿？』
絶対に止めるだろうと思って、構えていたが
彼はその体制のまま、動くことなく止めようとはしなかった。
「私に止められると思った？
そもそも、私が君をここに引き止めていく理由がないしね。
それに、私と君は他人だ。
ただ、助けただけの」
そこまで言って、彼はにいっと笑った。
まるでそれが、感謝は？とでも言っているようで気に食わなかった。
『…………………………………………ありがと、ございました」
たっぷり沈黙した後、小さく囁くように言った。
それに彼は「ええ？なんて言ったのー？」
なんていうので、それきりは無視。
そして、まだおぼつかない足取りで医務室から出て行こうと足を踏み出した。
「……あぁ、ちょっと待ち給え」
『＿＿＿＿？』
反射的に振り向いてしまったが、振り向かなければよかったと、
後悔したがもう遅い。
だが、振り向いたら彼は人の良さそうな笑みを浮かべ、提案した。
「シロちゃん、まだ歩き方が危ないから、誰かに見送らせよう」
『………貴方で、は……ないの……？』
「なぁに、私がいいのかい？
私でよければ行くけど……」
『＿＿＿＿』
「あぁ！
怒らないでくれ給え。
これでも親切心で言っているのだからね」
笑顔を崩さず話し続ける太宰。
本当に気に入らない。
彼は今誰かに見送らせる、と言ったが
それは大変拙い。
なんせ、帰り方がわからないのだ。
それなのに送ってもらうわけにはいかない。
ぐるぐると考えていると、太宰はAの手を引き医務室の外に連れ出した。
「ねぇねぇ、国木田君。
私から素晴らしい提案があるのだけど……」
「なんだ、太宰！
俺は今忙しい。
そんなことしている暇があるなら
とっとと仕事を、し……ろ………は？」
眉間を寄せて、太宰に怒鳴り散らした
金髪の眼鏡の男＿＿＿国木田はあんぐりと口を開けて固まった。
「ね、驚いた？」
それを見てふふふ、と笑う太宰。
チラと社内の様子を伺ってみる。
そこには色々の人がいた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーキャラ
宮沢賢治
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Cabby - ありがとうございます！是非続編も呼んでください！ (2019年10月4日 19時) (
レス) id: b937c10b42 (このIDを非表示/違反報告)
楳宮 春 - 続編が楽しみです……！ ソフィアちゃんの太宰さん嫌いは凄まじいですね…笑 無理せずに更新頑張って下さい！ (2019年9月29日 20時) (レス) id: 523f0370de (このIDを非表示/違反報告)
アルパカ - とっても面白いです！次の更新も楽しみです！ (2019年9月29日 20時) (レス) id: b5778c1530 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鸞宮子 瑩 | 作成日時：2019年8月26日 13時
