【文スト】天使は静かに微笑んだ

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「一体、何が起きたんだい？」





太宰は意識を失ったAを抱えたソフィアに尋ねた。


ソフィアは首だけ振り返り、目を細める。


その青玉の瞳の奥には底の知れない闇が広がっていた。


谷崎は自然と息を飲む。






「貴方方が触れていい事では無いです」






低く唸る様にして憤りを表すソフィア。


腕の中で安らかに瞳を閉じる彼女に思いを馳せた。


彼女が意識を失ったのはネイロスの異能の副作用だろう。


全く、どれだけ代償を作る気だ、とソフィアは今は亡き人物に嘆息した。


楽しそうにネイロスが笑っているのが眼に浮かぶ。


忌々しげにその幻想に心の中で舌打ちをして部屋を後にした。







「＿＿＿＿ハル・ネイロス。
否、ネイロス・ハルかな？

調べるべき人物が出てきた」






消えてしまったソフィアの背を追う様にして、太宰は静かに呟いた。





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これからもAちゃん頑張っていきます。





このお話が50話終わったら、次のところに移行して敦くん入社編書きたいと思います！



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