桃色の映像 ページ8
「____いやあ!!
やめてッ!」
「五月蝿え!」
耳を思わず塞ぎたく鳴るような乾いた音がした後、幼女の悲鳴と男の罵声が響く。
先程と同じ部屋に居たのは身体中にまだ新しい傷をつけた全裸の幼女と、下着姿の男だった。
幼女は必死に男から逃げるが、それでもすぐに捕まってしまう。
男は幼女に馬乗りになり、力一杯に幼女を殴った。
「何で、こうも手前は!
俺らを苛立たせることしかできねえんだよ!!」
「ィヤだ!!」
一日中に何度も己の身に走る痛みに耐えられなくなった幼女は無痛症になった。
だが、痛みを感じなくなったとしても、辛くなくなるわけではない。
精神的な苦痛。
そして、自分が人からかけ離れていくような苦痛。
無痛症になっても尚、幼女の心は蝕まれていった。
「本当に手前は玩具にもなんねえ!」
男は幼女の股に手をかけ、幼女をものとして見る。
幼い体には大きすぎる負担に、幼女の腿には血が滴った。
男はそれも介さず幼女で遊ぶ。
幼女の悲鳴だけが響くその空間は、地獄であった。
____映像は、其処で終わる____
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作者名:鸞宮子 瑩 | 作成日時:2019年11月24日 13時