エセ教祖の終焉 ページ43
五分が経ち、異能力が解除された。
黒い腕が、蓮の腕を握り潰すが、関係ない。
拳銃を持っている腕は正常に動く。
体から血が滴り落ちる。
思考が回らなくなってきた。
だがそれも関係ない。
目の前の人物に対する憎悪だけははっきりと覚えている。
それだけを頼りに、拳銃を向け、言葉を紡いだ。
『____地獄で嘆いてろ、最低エセ教祖』
「異能力【鏡の国のアリス】」
リチャードの胸から血が溢れ出るのを見届けた。
そして、最後に黒い腕が蓮を締め上げる。
血が、己の口から溢れ前のめりに倒れた。
リチャードが死んだのを確認してから、目を閉じる。
____こうなるのも全部運命__生まれた時から決まっていたこと__だったんだ。
自分の声が聞こえた。
意識は闇に飲まれ、そして消えていった。
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Cabby - 太宰さんカッコいいですよね!めっちゃ好きです (2019年10月30日 22時) (レス) id: b937c10b42 (このIDを非表示/違反報告)
akane_朱音 - え、太宰さんかっこよすぎない…?好き() (2019年10月29日 21時) (レス) id: 307f7ba1f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鸞宮子 瑩 | 作成日時:2019年10月29日 19時