不思議な気持ち《太宰side》 ページ6
三十分程前の会話を思い出し、首に手を当てた。
何故か、出張から帰って来てから蓮を見ると不思議な気持ちになる。
決して幼女趣味なわけでは無いし、男好きなわけでもない。
なのに、何故か彼女が気になって仕方がない。
先程も、認めてもらえる、と言うことを意識して此方を見た彼女の顔が見れなかった。
彼岸花のような綺麗な色の瞳を潤ませ、血色のいい唇を震わせ此方を見上げて来た彼女。
恐らく、唯彼女が女性としていい素質を持っているから美しいと思ってしまっただけで、
別に、蓮が好きだなんて、思っていない。
誰だって好きじゃない相手でも、美人に見つめられれば見惚れてしまうだろう。
さらに微笑まれればころっと言ってしまうかもしれない。
そう、だから別に自分は彼女の事を好きなんかでは____
「………………………可愛かった」
ぽつりと顔を覆いながら、思った事を零した。
幸いその言葉は誰にも届いていない。
安心しながら自身の執務室へと向かった。
____今回の任務で、彼女が自分を頼ってくれる事を願いながら。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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Cabby - 太宰さんカッコいいですよね!めっちゃ好きです (2019年10月30日 22時) (レス) id: b937c10b42 (このIDを非表示/違反報告)
akane_朱音 - え、太宰さんかっこよすぎない…?好き() (2019年10月29日 21時) (レス) id: 307f7ba1f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鸞宮子 瑩 | 作成日時:2019年10月29日 19時