消失120 [証言] ページ13
＿＿ｼﾝ…と静まり帰った教室の中、磯貝は静かに語り始めた。
磯貝「…俺は、オマツリの時に前原と途中からペアになった。
その時の前原の様子が可笑しかったから今、この場を借りて…証言って形で言わせてもらう事にした。
まず、可笑しかった事の一つ目は…オマツリ中で死ぬかも知れないってのに何事もないって分かってるみたいに携帯をいじってた事。
自分の生死がかかってるって言うのに普通に携帯いじって…メール送信したと思ったらまた携帯。
もしかして、自分は捕まらないって分かってたから普通に携帯いじってられたのか？…って思ったんだ。
そこから更に狂気じみた笑顔になってくもんだから、怪しいとは思ってた。
もう一つ、犠牲通告メールの後の行動。
ずっと携帯いじってたって言ったけど犠牲通告メールの後もそうだった。
それだけじゃない、その後は写真とペンを取り出しては何かを書いていたんだ！！
それは、必ず犠牲通告メールの後……。だから、居なくなった人たちの事、記録してるのかって思ったんだ。
…今、俺から言える事はこれくらいだ。付け足す事があれば、また言う。」
…磯貝が座るなり、矢田さんは
矢田「…いくら磯貝君の言うことだろうと……私は信じる気にはなれない。
不破さん達に味方するって事は、支配人に味方するのと同じ事だから。」
と、呟いた。
信じない人はやっぱり信じないから…そこで出てくるのがAが盗ってきた物的証拠だよね。
カルマ「磯貝…証言ありがとう。
……でも、矢田さんが今言ったみたいにまだ信じられない人も居るから……物的証拠を見せるよ。」
渚君が「説明して」…と言うから不破さんに確認を取って、皆に証拠を見せる。
……前原の携帯だ。
前原「…はぁ！？ちょ、待てよ！！な、なな何で！カルマが俺の…俺の携帯持ってんだよ！！？」
見せるなり取り乱し始めた前原。あ〜あ、また墓穴掘ってる。挑発してやろっと。
カルマ「あっれぇ〜…？前原ってば気付かなかったんだ。Aに盗られたの。」
杉野「おい…カルマ！何言ってんだよ？Aが人の物盗む訳ないだろ？
って言うか…お前が取ったんじゃ無いのか！！？」
軽く挑発すると前原より先に杉野が怒りだした。意外。
カルマ「残念ながら、俺が前原の持ち物を奪う隙はないよ？ね、A。」
A「…そうだよ。私が保障する。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 137人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「暗殺教室」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RI ★ - 支配人･･･Sでしょうか･･･？ (2016年12月24日 9時) (
レス) id: 6b9e44a755 (このIDを非表示/違反報告)
志星(プロフ) - 自分が本当にS君のことが好きなら、ちゃんと気持ちを伝えたほうが良いと思います。私はお互いはっきりと気持ちを伝えずに付き合っていましたが、この間友達がアイツもうお前のこと飽きたっていってたよと言われすごく悲しかったです。だから互いに持ちを伝えてください (2016年7月27日 18時) (レス) id: 74396e06ff (このIDを非表示/違反報告)
岡原ひなと＠前ひな厨 - はじめまして！1番はじめこのお話を読ませていただきました！私はひなたちゃんが好きなので死んじゃったときまじで泣きました← 作者様のような人を感動させられる文をつくれる人を尊敬します！ 長文失礼いたしました。続編おめでとうございます！楽しみにしてます！ (2016年6月12日 7時) (レス) id: 979d491d4b (このIDを非表示/違反報告)
☆愛華☆ - 次回きになる！ (2016年6月11日 20時) (レス) id: 638f8c7e36 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - この小説大好きです！5章楽しみすぎてワクワクします！ (2016年6月11日 11時) (レス) id: ad350a303d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：†鎖羅† | 作成日時：2016年4月24日 0時
