【APへタリア】会長、定期考査のお時間です。【男主】【アーサー・カークランド】

Utopia-41→約束された死。 ページ5

6/11 編入二日目 1-4教室









今日の朝、昨日のように教室へ向かうと………









「ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ…」









「ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ………」









何かクラスの全員がガリ勉に豹変してました()









「え、何この状況。ナニコレ。」









呟きながらふと隣に目をやると、祖国様が『必勝ｯｯｯ！！』って鉢巻き巻きながらガリ勉してた。









……昭和の受験勉強かいっ









「おや！A君…！！遅いですよ！！早く勉強なさい。出ないともれなく亡くなってしまわれますよっ！！」









ガバッ…って効果音つきで振り向く祖国様の必死さにぎょっとしたけど……俺は話を聞いた。









「……え、何かあるんですか？」









「何…って……！？ﾊｯ…そうでした。A君は知りませんでしたね……









6/13……明後日。一学期中間考査、要するに“中間テスト”が控えております。」









………えっ？ナニソレ？









「……………もう一度、仰っていただいても？」









「»»»中間テストがあります«««」









「あぁ…俺何も聞こえないです。なーんにも。なーんにも聞こえない。」









……もう、何それ。
編入したてでテストなんて…俺確実に死んじゃうじゃんかぁ…。









……まぁ、世界史は大丈夫かも。









「A、勉強しないと留年率が上がるぞ？良いのか？」
ルートさんが前の席から警告を。









え、何なの留年率って。
また新しい単語出てきちゃったじゃないの……大変だな。









「A君。この学園は“進級試験”を受けなければ…次の学年に上がれないのですよ？









それも、“テストで10位以内で階級G以上”じゃないと受ける権利も無いのです……」









「はあぁ！？何それ…聞いてないしっ！！」









酷いっ！酷いよっ！！
イヴァン様の書類にこんな事載って無かったのに……そりゃあ会長もああなっちゃうって…





「……まぁ、人生何とかなるものだ。あ…菊。教科は何教科あった？」






「…えっと……現文、古文、漢文、数学1,2,3に科学、地学、物理、生物、天文学……世界史と地理と公民と…………









もろもろ込みで»»22個««のテストがございますね。」←









「」←

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