【APヘタリア】会長、禊のお時間です。【男主】【アーサー・カークランド】

Utopia-36→Tour of club activities.No.1 ページ41

「さて、A君。今回は無理矢理入部させちゃったけど…他の部も掛け持ち出来るから。

絵描いてくるついでに他の部見学してきても良いよ？」









と言って画用紙数枚と鉛筆たち、首から下げられる写生用の板を手渡される。
「何でも良いから綺麗なもの描いてきて」だそうだ。









「フランシス兄ちゃん！俺も一緒に行きたいであります！！」





ガバっと立ち上がったフェリちゃんが瞳をキラキラさせて許しを乞うと、すぐに許しが出たので一緒に行動することになりました。









「やった！！じゃあA〜一緒に行こう？」






「うん！案内は任せるよ〜！！」









と、こんな感じでフェリちゃんと仲良くなれて……俺はもう死ねそうです。









「………良いのか？あんなに甘くして……会長に無許可だろう？」









「良いの良いの。だって………









＿＿どうせ、幸せでいられるのも今のうちだけなんだから。」









＿＿＿＿＿
＿＿＿









「何でお前が居るんだよ………」









「………俺が聞きたいんですけど。会長。」









……何かサッカー部にアーサー会長が居るんだけど。え？何…魔術部じゃないの？この人………





「…え、A……会長様と知り合い？」





「…あ〜……まぁ、そんな感じかな。多分。」









フェリちゃんは怖がって俺の後ろに隠れてる……そして震えてる。
くるんもびくびくしてるの可愛い。









「まぁまぁ、会長はボールが…いや、ボール“だけ”が友達やからな〜」





……おや、関西弁はスペイン語だよね？と言うことは……？









「あ！アントーニョ兄ちゃんだ！！」









やっぱ親分だぁぁぁ！！ユニフォームかっけぇぇぇぇっ！！









「……っおいｯ！何だよボール“だけが”って！！会長権限でお前退部させるぞ！！」









「………職権乱用…」









「まさにそれやな〜…退部は堪忍してや。でも、お前いつもボッチやんか。せやからボール“だけが”友達…って、





……本当の事やない？」









「いぎぎぎぎぎぎ…………」









……やっぱりアルマダだ。いつもこうやって喧嘩してそう。
親分は俺の方に向き直るとニコっと笑って俺に話しかける。

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