Utopia-13→English breakfast ページ17
「……ふふ、ありがとうございます。会長。(紅茶が)とても美味しそうですね。」
「ああ、今日はいつもより良く出来たんだ(スコーンが)。さぁ、召し上がれ?」
チラリと暗黒物質を視界に入れつつ、彼が注いでくださった紅茶を戴くことにする。
「…戴きます。」
紅茶は良く飲んだものだ。渋めのテイストが魅力的なこの紅茶はイングリッシュブレックファーストだろう。
「……とても美味しいですね。この茶は貴方の家のものですか?」
「お、分かるか?この茶はイギリスでは定番なんだ。飲みやすいだろ?」
「えぇ、Englishbreakfast……本場の味って感じです。会長の入れ方が良いのも相まって最高ですよ。」
「…べ、別に嬉しくなんか無いからな!丁度良いタイミングで来やがったから…その……ついでだ!ついで!!」
お家芸ですね。可愛いです。ツンデレ最高。←
…とまぁこんな感じでくつろぎながら茶を楽しむ。口では突っ張ってるけど、会長もどことなく楽しそうだ。
「……ところでだ。羽瀬川。」
話題を変えるように会長が話を切り出す。
「……お前さ、…どうして此処に編入出来た?」
……面持ちは真剣だ。と言うか俺此処で本当の事言ったら殺されるじゃん。まさか編入出来るとは思わなかったけど。
「……え?その言い方だと…本当は編入出来ないんですか?」
……てっきりイヴァン様のご厚意だと思ってたんだけど。事実、俺はこの学園の事をほとんど知らない。
「…あぁ、本来は出来ないはずだ。なのにお前は編入できた。……まぁ、菊のところだから多目に見てやるけど、
__あんまり、調子に乗るんじゃねーぞ。」
もしかして、編入生ってあんまり歓迎されないのかな。だとしたら俺かなりヤバい気がするんだけど。
「………この学園は王と議会で成り立っている。俺の家のようにな。どうしてそう出来たか、お前には分かるか?」
……国王と議会。
17世紀イギリスのやり方だ。でも、どうして…そう出来るか?
考えるまでもない。疑問に思う節もあるが言うだけ言ってみよう。
「……貴方が、その“王”だからなのでは?」
Utopia-14→Vielen Dank fur das grobe Deutschland.(訳:偉大なるドイツに感謝します。)→←Utopia-12→Don't eat scone!
今日貴方が貰えるアイテムは!!←
イヴァン様のマフラー(但し一分だけ)
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†鎖羅†(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます(`∀´*)楽しんで頂けたみたいで良かったです;;これからも頑張りますので!楽しんで頂けたら嬉しいです(´∀`*) (2017年3月10日 16時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
†鎖羅†(プロフ) - 夜叉姫さん» コメントありがとうございます(´∀`*)そうです、次回はひたすらカオスなんです;;特に([∂]ω[∂])に注目です()ご期待に答えられるように頑張ります!(・ω・´) (2017年3月10日 16時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
葵 - とってもおもしろいですwww (2017年3月10日 15時) (レス) id: 8e58f0c707 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉姫(プロフ) - めっちゃ面白いwwそして、次回予告がカオスww頑張ってくださいなー!!応援してます!!w (2017年3月10日 0時) (レス) id: 1a581a412e (このIDを非表示/違反報告)
†鎖羅†(プロフ) - 英領な妖精さん» コメントありがとうございますm(_ _)m私も頑張りますので!これからも見てくださると嬉しいです(´∀`*) (2017年3月9日 22時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†鎖羅† | 作成日時:2017年2月6日 18時