Utopia-12→Don't eat scone! ページ16
side…Rui Hasegawa
よ、良かった………何とか直して貰えそう。何かそんなに怒ってないみたいで良かった。途中からワザと怒ったフリなんかして……どうしたんだろ。←
……まぁ、デレ頂いたんで俺は満足ですがね。ご馳走さまです。←
会長の部屋に通されると、其処はとても豪華な部屋だった。ギルの部屋が10何ぼも入りそうなくらい。
クイーンサイズのベッドが二つ。きらびやかなリビングダイニング。広いテラスも。
会長は奥の部屋からオレンジ色のカードを持って戻ってくる。ふわり、と紅茶の良い香りがした。
「……さて、と羽瀬川。学生証を貸してくれるか。」
会長に言われるまま、俺は学生証を手渡す。例の黒の部分にカードをかざすと一瞬で橙色に変化した。
「…ほら、コレでお前は見事にO生徒だ。良かったな。」
「有り難き幸せです。Mr.Kirkland…」
学生証を受け取りつつ、深く一礼をして彼の瞳を見つめる。“それは”とても澄んでいて綺麗だ。目はとてもドス黒いが。
「…随分達者な口だな。その舌を切ってやろうか。」
「おや、そんな事は出来れば避けたいものですね……恐ろしい。」
「…フッ……お前は運が良い。折角だから俺が直々に茶を入れてやろう。」
あ、アーサーの紅茶…ですって?
それ絶対美味しい奴じゃないですかぁぁぁ!ありがたやぁぁぁぁ!!
「……有難いです。会長。」
と、高ぶる感情を抑えて応答するとテラスで待っているように促される。
「待ってろ。もうすぐスコーンも出来るところだからな…」
…………今、何と?
テラスの入口からダイニングは丁度見える位置にありました。チラリとオーブンを見ると中には丁度良くこんがり焼き上がったスコーンがありました。
「……あと10分?いや、5分か……?」
ヤバい、あの名状し難き漆黒の謎の物体食わされる。非常によろしくない。←
………そして、5分後。
「……出来たぞ羽瀬川。待たせたな。」
大人しくテラスで待っていると、機嫌良く会長が戻ってくる。右手には美味しそうな紅茶が。
左手には……あの暗黒物質を乗せたお皿がある。
上機嫌な辺り、恐らく会長にとっては出来が良かったのだろう。…手をつけない訳には行かないか。
覚悟を決めよう。うん。
Utopia-13→English breakfast→←Utopia-11→教育(笑)
今日貴方が貰えるアイテムは!!←
イヴァン様のマフラー(但し一分だけ)
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†鎖羅†(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます(`∀´*)楽しんで頂けたみたいで良かったです;;これからも頑張りますので!楽しんで頂けたら嬉しいです(´∀`*) (2017年3月10日 16時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
†鎖羅†(プロフ) - 夜叉姫さん» コメントありがとうございます(´∀`*)そうです、次回はひたすらカオスなんです;;特に([∂]ω[∂])に注目です()ご期待に答えられるように頑張ります!(・ω・´) (2017年3月10日 16時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
葵 - とってもおもしろいですwww (2017年3月10日 15時) (レス) id: 8e58f0c707 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉姫(プロフ) - めっちゃ面白いwwそして、次回予告がカオスww頑張ってくださいなー!!応援してます!!w (2017年3月10日 0時) (レス) id: 1a581a412e (このIDを非表示/違反報告)
†鎖羅†(プロフ) - 英領な妖精さん» コメントありがとうございますm(_ _)m私も頑張りますので!これからも見てくださると嬉しいです(´∀`*) (2017年3月9日 22時) (レス) id: b90b5d86ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:†鎖羅† | 作成日時:2017年2月6日 18時