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三代目御一行、ご予約の当日。
相変わらず大将と奥さんは忙しそう。
休憩室に行くと、なぜか綺麗に並んだ釣竿。
見たこともない釣具ケース。
これ、山下さんに見せるつもりなんだ…。
もう、食事はついでだよね。ふふ。
私と佐藤くんも、テーブルのセッティングと、
準備を終えて、スタンバイ。
それほど待たないうちに、三人が姿を見せた。
『いらっしゃいませ。お待ちしてました』
「Aちゃん！会いたかったー』
そう言って、岩田さんが、抱きつく。
あまりに突然で、交わすこともできず、
可愛い割に逞しい胸にスッポリと収まる。
『岩田さん、あの、すみません！あの…』
失礼のないように、これをかわすには、
どう言えばいいのか。
「こーら！岩ちゃん！あんまりそんなんやったら、ハウス言うで？」
「わ、ごめん、健二郎さん！つい。…だって、久し振りなんだもん」
「謝る相手が違うっちゅーねん！久しぶりでも普通はせーへんの！」
山下さんが、私から岩田さんを引き離した。
離れぎわ、耳元で岩田さんの低音ボイスが響く。
「ねぇ、ドキドキした？」
ドキドキしました。
だけど、このドキドキは単なる免疫不足。
岩田さんが好きとかではない。
唇を尖らせて、拗ねてる岩田さんは、
とっても可愛いけど。
「はじめまして、エリーです。パフォーマーやってます。よろしくお願いします」
そんな岩田さんを無視して、
挨拶をするエリーさん。
『こちらこそ。ごゆっくり、お食事楽しんでくださいね』
「ありがとう！この前来た、隆二くんがすごくおもてなしの上手い子がいるって聞いてて、楽しみにしてたんだよ」
挨拶の後はとってもフレンドリー。
『嬉しいです！どうぞ、お座りください』
さあ、今日も楽しくお食事をするお手伝い、
頑張ろう。
三人並んで、お酒を飲んで、
大将と山下さんの釣り談義も聞きながら、
楽しんでいる様子の岩田さんとエリーさん。
今日もいい雰囲気で終わりそう。
よかった。
「オレ、トイレ行ってきまーす」
岩田さんがそう言って、席を立った。
「Aちゃん、どこだっけ？」
ん？前回も案内したはずだけど…。
そう思いながら、トイレに案内する。
「ねぇ、臣さんが来なくて残念？」
『え？…そうですね。でも、皆さんがいらっしゃって、とっても嬉しいです』
トイレ前に着くと、クルリと体を反転させられ、
壁に追い詰められる。
「オレ、キミが好きかも」
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みきてぃん(プロフ) - Koiruneiroさん» こちらこそーっ(＞人＜)いつもコメントありがとうございます！頑張ります( ´∀｀) (2018年2月6日 10時) (
レス) id: 6b77dae2b2 (このIDを非表示/違反報告)
Koiruneiro(プロフ) - みきてぃんさん、最高です(*^.^*)みきてぃんさん、ありがとうございます(｡-人-｡) (2018年2月5日 19時) (レス) id: a2840c445d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みきてぃん | 作成日時：2018年1月30日 3時
