たばこ ページ44
煙草を吸ったら?
___
○Nakamu
「…まーた吸ってんの?」
ベランダで一人紫煙を燻らせていると半分呆れたような、そんな声が背後から聞こえます。私がどうなろうと私の勝手でしょ、なんて少しむっとして貴方が言い返すと縋り付くように彼が笑って、貴方の手から煙草を抜く。
「意地悪、しちゃったかな。でももしAが先にいっちゃったら俺煙草食べちゃうかも」
○broooock
「……ん?あー、ごめんって。」
貴方から煙草はやんわりと止められていた所を隠れて吸う彼。ラッキーストライクのどこか不気味な陽気さが、夜中のバルコニーと酷くミスマッチで苦笑いをする貴方。その姿に気付き、彼はジリ、と先を灰皿に押し付けて両手を広げる。煙草の苦い香りがこびり付いていて離れない。
「Aも吸う?……いてっ、まぁそうだよね」
○シャークん
「あー……」
ソファに腰掛けて吸っていた所を彼がぼすん、と隣に腰掛けて胸元を探る。ショッポのケースはすぐに出てきたものの、愛用しているジッポが見当たらないようです。嗜む程度にしか煙草を吸わない貴方は百均で買ったライターを差し出しますが横に首を振られる。そのまま煙草を咥えて彼は顔を近づけてきます。
「火、欲しい」
236人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「WT」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りつ(プロフ) - 雨雲。さん» コメントありがとうございます。お恥ずかしながら完全に誤字でした……。ご報告ありがとうございます!! (2022年5月13日 16時) (レス) id: ad0cf2be40 (このIDを非表示/違反報告)
雨雲。 - 反応の書き方上手すぎてとても好きです!!すこし疑問なのですが、タイトルのカラトリーってカトラリーの誤字ではないでしょうか…💦 (2022年5月13日 16時) (レス) id: 498b5c8819 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りつ | 作成日時:2022年4月30日 11時