検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:14,567 hit

マイクラボ? /br ページ6

 
 
.
 
 
 
今日は私の彼氏に実験をしようと思う。


その名もbroooock。顔よし声よしの容姿は私の好みにばっちり。それでいて面白くて、トリリンガルで……。語り始めたらキリがないけれど、とにかく私は彼が大好きだ。


そんな彼は三度の飯よりも眠ることが好き。いや、少し言い過ぎかもしれない。
だけどそのぐらい彼は眠ることが好きだ。現に、今だって本人はぐっすりと夢の中。


実験をの内容は至って単純。眠っている彼は私がどこまで騒いだら起きるのか。
何を隠そうこの男、一度眠ると中々起きないタチの男なのだ。毎朝起こすのに苦労している。








.








Case.1 :大声を出す


これは一番王道でもあるけれど一番起こしやすい。
でも最初から彼の耳元で叫んだら面白くないからこの少し離れた場所から。


「あああああああああああっっっ!!!!!」

「……」


どうやら失敗のようだ。気に求めずにすやすやと眠りこけている。まぁこれで起こせたら苦労はしない。








.








Case2 :お香をたく

これはあまり見かけない起こし方だと思う。何せきりやんドクター特性の眠気覚ましお香だからなのだ。
この実験の話をすると嬉々として用意してくれた。ご協力に感謝である。


「…………」


反応は無し。普通の人でもお香で起きるのか疑うところだが彼には対して効かないらしい。
ミントの爽やかな香りがツン、と鼻腔を刺す。中々に匂いが強い。何事も適量が一番だとよくわかる。
早々にお香を消して次の実験へ移ろう。








.








Case3 :キスをする

これまたバカップルのような実験内容だがしょうがない。悪ノリしたきりやんが提案したものだ。


根拠は、彼ことbroooockはでキスが好きらしい。私にはわからないがやたらとスキンシップをしてくることから恐らくそうだろうと読み取れる。
納得してしまったものはしょうがない、と彼の顔にゆっくりと近づく。


髪色のおかげか、やや茶に染まった睫毛は女性のように長いがそこから伸びる首筋はガッシリとしており男なのだとひと目で感じる。
前髪を掻き分けてそっと薄い唇に口付けを落とす。


「……」


反応はない。やはり実験は失敗のよう


「…………誘ってんのぉ?」

「……え?」


鮮やかなアクアマリンの瞳と目がかち合う。驚いて硬直する私の手首をずっと大きな手で掴み、上半身を起き上がらせた状態で顎をくい、と掬われる。
覚醒しきった瞳と目が合った。


「おはよ、A♡」

ねっちゅーしょう /kr→←モーンガータ /sm



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (35 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
143人がお気に入り
設定タグ:WT , 白尾
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りつ | 作成日時:2022年5月16日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。