第53夜 ページ10
≪スーマン...?≫
≪咎落ち...≫
≪し、使徒のなり...そこない≫
ルーナからティムが拾っている音声が
リアルタイムで流れている
『...(消息不明になっていたスーマン)』
『(まさかそんなことになってたなんて...)』
『(でも、向こうの事は二人にまかせて...)』
『まずはこっちを片付けるかな...』
‹この女人間のくせにめちゃ速っ!!›
『お前が遅いだけなんじゃないの...?』
悠長に飛んでいるアクマの後ろに回り
発動した鎌状のイノセンス”メメントモリ”で破壊する
船の上に着地して近くのラビと背中を合わせる
「Aっ!これじゃキリねえさ!」
『ん〜...だよねぇ』
『...よし』
一向に減らないアクマを見て
船の一番高い所にアクマを土台にして駆け上がる
『うん...視界良好』
『いっちょやりますかっ!』
飛ぶアクマ達がこちらを見る
「Aっ!!危ないぞ!!」
下でクロウリーが叫ぶ
「いや...大丈夫さ」
アクマは一斉にAに向かって飛んでくる
『......』
アクマ達の視線の先に立つ彼女の顔は...
笑っていた...______
『さぁ...いこうか...』
イノセンス第二開放――シルフの舞踏――
”鎌 鼬”
‹...っなんだぁ!?›
‹ギャアアァァアアアッ!!!!›
‹風っ!?...ギャッ!!›
‹あ゛あ゛あぁぁ゛ぁぁ゛ぁぁっ...っぁ゛、ぁ›
「こ、これは...!?」
つい先ほどまで焦ったような顔をしていたクロウリーが
今は驚愕に顔を染めていた
無理もないだろう
つい先ほどまで船を囲んでいたアクマが
一掃され、船の上空や
通り過ぎるアクマしか残っていないのだから
「...っ」
クロウリーが視線を向けたのは彼女
たった今アクマを一掃したAだった
「...たった、一振りで...!」
そう、彼女は鎌を片手で横に一振りしただけだった
ただそれだけの行為で
竜巻のようなものがアクマを襲ったのだ
「一体どうなって...」
「あれがAのイノセンスさ」
「ラビ...!」
「鎌を一振りするだけで
そこからいくつもの斬撃が生まれ」
「それが一定範囲内を飛びまわり敵を破壊する」
「敵さんからすりゃぁ、あの中は竜巻の中みたいなもんさ」
ラビの説明にクロウリーは冷や汗をかく
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SHINKAI(プロフ) - さん» その言葉が私めの原動力でございますー!! (2018年10月4日 18時) (レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
- 面白かったです〜。更新頑張ってくださいねぇ〜〜! (2018年10月4日 17時) (レス) id: c9ef7ad056 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 零斗さん» 有難きお言葉ですー!!更新頑張りますっ! (2018年9月22日 12時) (レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
零斗 - とても面白かったです!これからも更新頑張って下さい! (2018年9月21日 23時) (レス) id: 300461bf22 (このIDを非表示/違反報告)
SHINKAI(プロフ) - 雪見だいふくさん» えっ、えっ…めっちゃ嬉しいです…ありがとうございますっ!頑張ります!! (2018年5月21日 7時) (レス) id: 1540b5aafe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SHINKAI | 作成日時:2018年5月5日 13時