彼女の疑い ページ6
Aのことを考えると、無意識にスマホの待ち受け画面を開いてしまった。
高校が決まったとき、4人で撮った写真だ。
あの時はAが心底嬉しそうにしていた。
大樹が受かるかどうか、本当に心配していたから、その反動もあったんだろう。
大樹はずっとAに勉強を教えて貰っていた。
ちゃんと学校に通っている大樹が、学校に通えていないAに真面目に教わっている絵面が面白すぎて、俺も杠も連写寸前だった。
その時、後ろにいた部員が話しかけてきた。
部員「あ…その写真…千空くんと大樹くんと小川さんと写ってる人…千空くんの彼女さんですか…?…美人ですね…!」
…何てこと言ってくれやがる…。
こんなところで言ったら…、
部員「部長のかっ…か、彼女ぉぉぉぉ!!?」
何でお前が一番驚いてんだよ。
部員「いっ…石神…ッッ!!お前はコッチ側だと思っていたというのに!!!!」
いやドッチ側だよ、何基準だ。
部員「めっちゃ美人じゃねーか!!!!」
部員「彼女かぁぁあ!!彼女なのかぁぁああ!!?」
千空「うるせェ!!彼女じゃねェ!!!」
大樹のクソデカボイス砲食らった後なんだ、そろそろ限界だっつーの。
部員「お前まさかっっギャルゲーの主人公ポジションか!!!!!」
初めて聞く肩書だが??
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月見(プロフ) - まーさんさん» 早速コメントありがたい限りです!ご期待に添えるよう頑張りますので宜しくお願いします! (11月1日 7時) (レス) id: 2f2ae5a510 (このIDを非表示/違反報告)
まーさん - 続きめっちゃ気になります!楽しみに待ってますね! (10月31日 23時) (レス) @page4 id: 3f806a558d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月見 | 作成日時:2023年10月30日 11時