紫の原石はSixTONESの紅一点 7 (ページ18)

今日:13 hit、昨日:48 hit、合計:284,142 hit

引き出された心ページ18

北斗 side

Aが何かを隠していたのは分かった

だけど、それを聞き出すのが怖くて今まで来てしまった

それがいけなかった・・・だからAが爆発したんだと思う・・・

撮影の休憩中にでも話そうと思ったけど、急いでどこかに行ってしまった

北斗：・・・俺が・・・悪いのかな・・・

樹：北斗、自分責めるのやめな

北斗：だって・・・

樹：お前が今しなきゃいけないことはそれじゃねぇだろ

北斗：・・・

樹：大丈夫、Aは慎太郎が追ってったから

北斗：ん・・・

樹：鈴さん、もうそろそろ教えてよ、Aに何があったのか

鈴：・・そうね・・・もうあなたたちに話さないといけないところまで来てる

高地：どういうこと？

鈴：あの子がやってるドラマのこと知ってる？

大我：あれでしょ？悪女役だよね

鈴：そう、あの現場の監督がいつも以上に曲者

ジェシー：・・・

鈴：Aの相手役の俳優を贔屓扱い・・・うん、まだそれだけならいい・・それぐらいって言ってはいけないけど今までもそういうのは経験しているから

樹：それ以上があるってこと？

鈴：・・・役の中で「操り人形」って呼ばれるのよ

北斗：そ、んな・・・

鈴：Aにこの仕事を話すとき、辞めたほうがいいって言ったのよ。それでもAはやるって・・・自分で乗り越えなきゃいけない壁だって

高地：壁・・・

鈴：あと・・・監督がAの中のありもしない黒くてドロドロした部分を引き出そうとしている

樹：は？そんなものAにはないだろ

鈴：そう、ないのよ・・・

北斗：・・・洗脳って・・・こと？

鈴：・・・多分そう・・さっき「私は悪女だった」ってAが・・

ジェシー：そういうことか・・・

大我：ジェシー、何か知ってたの？

ジェシー：いや、監督の悪い噂だけ

北斗：だから・・昨日、来れなかったって・・・

鈴：そうなんだと思う・・・ごめん、昨日ちゃんと会わせてあげられてたら、あそこまで爆発しなかったのに

北斗：・・・行かなきゃ・・・

高地：北斗

北斗：Aのところに行かなきゃ・・・Aが泣いてる・・・

樹：北斗、落ち着けって

北斗：・・・Aは・・・Aは悪女なんかじゃない・・・そんなの絶対に違う

高地：・・・はぁ・・樹、もういいんじゃねぇの？

大我：俺もいいと思う、北斗なら

樹：ジェシー

ジェシー：北斗、その思いしっかりと伝えな

北斗：うん・・それはそうだけど

ジェシー：違う、SixTONESのAじゃなくて、1人の女の子としてずっとそばで支えろって言ってる

北斗：え・・・