返ってこない連絡 ページ16
北斗 side
スタッフ：カット！確認します！
今日は映画の撮影
いつもより早く終わるだろうから、Aの家にでも行こうかな・・・
マネ：北斗さん！
北斗：どうした？
マネ：こっちにAさんが向かってるようです、さっき鈴さんから連絡がありました！
北斗：そっか・・・・ん、後1シーン頑張れるw
マネ：はいw
Aがこっちに来てる、今日会えるんだ・・・そう思うだけで心が弾んだ
それから残りの1シーンを撮り終えて、マネージャーが待つ場所に向かった
マネ：あ、お疲れ様です
北斗：お疲れ様・・・あれ？Aは？
マネ：それがあれから来てないんです・・・
北斗：え？
マネ：鈴さんは随分前に車から降りたって・・・
なぜかすごい不安になってAに電話をしてみた
北斗：・・・あ、あれ・・・出ない・・・
何度も何度も電話をかけてみるけど出る気配がない
胸騒ぎがして樹に連絡をした
樹：なに、どうした？
北斗：じゅ、樹！Aに連絡がつかない！
樹：・・・前もこんなことなかったか？
北斗：違うんだって！鈴さんが俺に会いに行くために途中で車から降ろしたらしいんだけど、こっちに来てないんだよ。それに何回も電話してるのに出てこなくて
樹：ちょ、まじで1回落ち着けって
北斗：落ち着いてなんかいられないよ！
樹：お前が落ち着いてないとAが安心して帰ってこれないだろ
北斗：帰ってくるって、どこかに行っちゃったみたいな言い方
樹：誰もそんなこと言ってないから・・・で、お前は仕事終わったのか？
北斗：・・・うん、さっき・・・
樹：だったら、お前は早く帰って寝ろ
北斗：そんなこと！
樹：それでお前が倒れたら元も子もないだろうが
北斗：・・・
樹：それに、お前が何回も電話してんのに出ないってことは、これ以上お前が何かしたって変わんないってことだよ
北斗：・・・俺・・・嫌われた？
樹：んはw それは絶対にねーだろw
北斗：でもさ・・・
樹：なんか訳があるんだろ
北斗：・・・・
樹：俺がちゃんと確認して、Aと連絡が取れたらお前に伝えてやるから
北斗：わかった・・・・
樹：ちゃんとケアして寝ろよ？
北斗：・・・ありがと、樹
帰りの車の中でもずっと連絡を待っていたけど、なんの通知もこなかった
樹からの連絡が入っていたのは、次の日の朝に目が覚めた時だった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1179人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美紀(プロフ) - 移行おめでとですコロナと最近寒くなってきたので体調などにも気をつけてくださいね (2022年12月9日 12時) (
レス) id: 3abf21e40c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：沙羅 x他1人 | 作成日時：2022年12月4日 23時
