脱出せよ ページ16
北斗side
辿り着いたショッピングモール
いつもなら家族連れが多くて、その中からAを探すのは難しいけど、ご時世ということもあり人が少なめ
どこだろ・・・
辺りを見回してみるとAに似た人が足早に去っていくのが見えた
ぐるっと回った方がAに追いつけるな
そう思って少し早めに歩いていると、角を曲がった瞬間に人とぶつかった
よく見てみると、俺が今探していたAだった
A：ごめんなさい・・
俺を見ていないのか、下を向いたまま行こうとするから肩を掴むとブルブル震えだした
北斗：A？どうしたの、A？
声をかけると俺だと気付いたみたいだけど、Aの目から涙が流れた
北斗：え、ちょ・・
A：・・・・っ・・ほくっ・・
泣いている理由を聞こうとした時、鋭い視線を感じた
周りを見るけど、誰の視線なのかが分からない
ただ、すごく痛い
俺が邪魔だとでもいうような視線
もしかして・・・・
このままここにいるのも危ないと思って、少し人が多いところを目指して支えながら歩く
A：・・・ごめんっ・・追われてて・・助けて・・
北斗：大丈夫・・まずこのモールから離れよう・・俺に任せて・・
ある人に電話をかけた
「樹：なに」
北斗：至急、車で迎えにきて
「樹：は？」
北斗：追われてる、理由は後で話す
「樹：・・・A関係か？」
北斗：うん
「樹：Aに代われる？」
北斗：A、樹だよ
A：樹・・・
「樹：じゅったんが迎えに行ってあげるから、ちょっと待っててな」
A：でもっ・・・でも・・バレたら・・
「樹：大丈夫、俺がAに嘘ついたことないだろ？」
A：ん
「樹：北斗の側を絶対離れるなよ？」
A：うんっ
「樹：北斗に代われる？」
北斗：どこから見てるか分からない
「樹：立体駐車場に入れる、ついたら電話するから一気に駆け上がってこい。扉あけっぱにしてるから、何が何でも回り込まれずに雪崩込め。」
北斗：了解
すぐに電話を切って、周りに聞かれていないことを確かめる
A：ごめん・・・
北斗：なーに謝ってんのよ
A：・・・ん・・
歩き回ること数十分、樹からの連絡が来た
北斗：A、行くよ
近くのエスカレーターを一気に駆け上がって、指定された回数まで行くと、扉の空いている樹の車を見つけた
2人で必死に走って、飛び乗った瞬間、すぐに扉が閉まってこの場を後にした
樹：おかえり、A
A：・・・うわぁぁぁ・・
樹：北斗の家でいいか？
北斗：うん、お願い
真実にたどり着くまで後10分
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美紀(プロフ) - 移行おめでとうですコロナと気温差がすごいすごいので体調に気をつけましょう (2023年3月12日 19時) (
レス) id: fa15550fa1 (このIDを非表示/違反報告)
沙羅(プロフ) - みかんさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2022年11月4日 0時) (レス) id: 051c02439d (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 続きが気になりすぎます！！更新楽しみにしてます(^_^) (2022年11月1日 23時) (レス) @page31 id: a4d97af994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沙羅 x他1人 | 作成日時：2022年9月9日 23時
