紫の原石はSixTONESの紅一点 3 (ページ47)

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逃げるなページ47

樹：で、北斗から逃げてると・・

A：逃げてるとか・・そんなんじゃ・・

樹：じゃあ、Aにとって逃げてるって何なの？話そうとしてる相手の前から足早に去るのは逃げてるとは言わねえの？

高地：樹

ほっくんにYouTubeの企画終わりの車の中で遠回しに思いを告げられてから、妙に意識しちゃっていつものように話すことができなくなっていた

テレビ関係やYouTubeの撮影がなかったことがまだ救いだったけど、おかしく思った樹とこちくんにご飯に連れて行かれ問いただされた

樹：困るなら、その時にすぐ無理って言えば良かったじゃん。それ言われて、はあ？ってなるような男じゃねえだろ北斗って。でも、それを言えなかったってことは嬉しかったんじゃねえの？

A：・・・

高地：樹、言い過ぎだって

A：・・前に言ったよね2人には・・ほっくんのこと好きだけど・・伝えないって・・伝えちゃだめだって・・

樹：聞いたよ？でも伝えないってだけで、話さないとか避けるとかは言ってなかったよな？

A：・・・

高地：なんで話せなくなったの？受け止めるだけならできたでしょ？

A：・・だって・・どうしたらいいか分かんなくなって・・私と同じ気持ちでいてくれたんだって思ったら嬉しかったよ？でも・・この気持ちがみんなにバレちゃいけないって思ったら分かんなくなって、私顔に出やすいから、すぐ分かっちゃうから・・そしたら話せなくなってて・・

樹：A、俺らってアイドルだしさ、人に夢を与える仕事をしてると思う。けどさ、そんなものの前に1人の人間。恋だってしたっていいし、別に誰の迷惑にもならないなら何したっていいじゃん。

A：迷惑って・・でもこの思いは

樹：誰が迷惑って言った？そのまま避け続けてる方が迷惑

高地：言いすぎなんだって・・

樹：北斗がかわいそうだろうが

A：ごめん・・

高地：責めてるわけじゃないんだよ。Aの考えも正しいと思うし、もうどの答えが正解かなんて誰も分からない。けどさ、それで関係性が変わっちゃったら意味ないじゃん。

樹：A、その気持ちはAのものだから自分に従ったらいいと思う。けど、これだけは覚えててほしい。俺らは何があっても迷惑とか思わないし支え続けるよ。だから自分の気持ち大事にして。周りの声に流されないで

A：樹、こちくん・・ごめん

高地：ごめんじゃない言葉が欲しい

A：・・ありがと

樹：ん、よし、明日からは普通にしろよ？w

A：何かあったら助けてね？

高地：大丈夫、それは樹が得意だからw

樹：おいw