紫の原石はSixTONESの紅一点 3 (ページ11)

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慎太郎：本日は・・

YouTubeの撮影が始まった

朝は鉛のように体が重たかったのに・・・

さっきまで動いていたおかげでアドレナリンが出ているのか体が軽い

それでも、いつアドレナリンが切れてもいいように笑顔を貼り付けて集中

A：なーに言ってんのよw

ところどころにツッコミを入れて、いつも通りの音川Aを演じる

ほら、大丈夫、何も変わらない、いつもと同じ

そう思っていた時に、少し空いていたドアの向こうに「操り人形」と罵った人が歩いているのが見えた

A：っ？！

一瞬のことだったのに、あのシーンを思い出した

・・・なんで・・

体というのは不思議なものだ

自覚した瞬間に、それまでの世界が180°変わる

その瞬間に、頭痛、めまい、吐き気が一瞬のうちに襲ってきた

このままじゃ倒れる、そう思った瞬間、横にいたほっくんが私の腰に腕を回した

樹：おい、そこさらっとイチャイチャすんな！

北斗：え、羨ましい？w

樹：羨ましい

高地：真顔w

樹：ちょ、その間に入っていい？

北斗：・・俺とAの間？

樹：うん

北斗：なんでだよw

たまたまなのかな・・そう思ってたんだけど、この後も私がやらなきゃいけない時以外、ほっくんがフォローしてくれるような形で撮影が終わった

A：ごめん、この後用事があるから先に帰るね！お疲れ様！

ジェシー：えー、もう帰っちゃうの？

慎太郎：まだ、もうちょっとやろーよw

A：ごめん、この後、お客さんが家に来るの！ほんと、ごめんね！

5人：お疲れ！

用事なんてないけれど、早く家に帰って休もうと思い楽屋を出た

けれど、私の体は限界を迎えたのか、階段で倒れそうになっても思うように体が動かなかった

あ、落ちるな・・そう思った時、私のヒーローが駆けつけた