紫の原石はSixTONESの紅一点1

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慎太郎：それに？

マネ：・・・さっき・・もう、男の子になってしまおうかなって・・

北斗：っ？！

マネ：お願いします・・大変なことは分かってます。難しいってことも理解しています。でも・・このままじゃ・・Aさんは・・お願いです。Aさんに女の子である喜びを教えてあげてください。女の子でいいんだって思わせてあげてください。

鈴さんはAに頼まれたものを買いに楽屋を出て行った。

ジェシー：・・北斗はこのこと知ってたの？

北斗：さっき、Aがトイレに行った時に後を追って問い詰めた。けど、練習で無茶してたことしか言わなかったから、鈴さんにカマかけるようなことしちゃった。

樹：俺は、Aが女っていうことで悩んでるのは知ってた。けど・・ここまでとは・・

大我：なんとかしないとAが・・

高地：もしかして・・今もAは薬で・・だから、あんなに顔色が悪いってこと・・

慎太郎：今日、この撮影の後、仕事ないよね？一回、姉ちゃん抜いた6人で集まらない？今後のこと話し合おうよ。

どこで集まるかを話していると、急にドアが開いてAが入ってきた

A：次、ジェシーと慎太郎だってー・・って、どうしたの？みんなで固まっちゃってw

ジェシー：一発ギャグ見てもらおうとしてたところだったのw

慎太郎：よし、ジェシー行こ！

A：ふふ、本当にあの2人はw

大我：A、この後の仕事は？

A：この後は・・あっ！

マネ：お待たせしました！Aさん、移動できますか？

A：す、すぐ着替えます！ちょっ、衝立の後ろで着替えるから覗かないでね！

樹：え、それなに？w フリ？w

A：違うからw

高地：次、忘れてたの？w

A：ドラマの撮影が急にずれ込んだっていうのを忘れてた・・

樹：間に合いそ？

マネ：大丈夫です、少し早めに着くようにしてますからw

A：ああもう！・・こんな難しい服着てくるんじゃなかった・・んう・・ボタン届かないし・・

北斗：・・A、入ってもいい？

A：え？あ、うん・・

北斗：はい、後ろ向いて・・無理矢理やると髪の毛絡まっちゃうよ・・せっかく綺麗なのに・・

A：ごめん・・

北斗：Aは昔っから焦ると危なっかしいところがあるから・・はい、できた

A：・・ありがとう・・ほっくん・・っ？！

北斗：っ・・

A：ご、ごめんなさい！行ってきます！

今、俺のこと、ほっくんって呼んだよな・・懐かしいな・・

樹：北斗、どうした？

北斗：・・なんでも

バタバタと出て行くAの背中を見送った

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