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「吹き荒れろ……エターナルブリザード！」
「ワームホール！」
パスを受け取り素早くシュートを打った。しかし前半同様ワームホールにて止められてしまう。
「くそっ...」
「硬いですねぇ...」
切羽詰まった表情の吹雪といくらか余裕の残る雰囲気の神門。
対照的な二人に、デザームは口角を上げながら言い放った。
「いいぞ、もっと激しく蹴り込め！我が闘志を燃え上がらせるのだ！」
「ふざけやがって...！」
「......」
そこから、イプシロンの反撃が始まった。
三人で上がってくるイプシロンに対して吹雪が対峙するが、出てこようとするアツヤを抑えるのに必死で、その間に抜かされてしまう。
「吹雪...！」
「っ！！」
ゴール前に来たところでデザームから指示が飛び、イプシロンがガイアブレイクの体制に入った。
「止めなきゃ...！」
そこへ焦りが出たのか木暮がガイアブレイクの前に立つ。
旋風陣を構えるが、ガイアブレイクの方がスピードが上だったのかそのままゴールに巻き込まれてしまった。
木暮がいることで円堂も技を発動できないままイプシロンに得点が入る。
「どうしよう、俺のせいで...」
得点が入ったのは自分のせいだと思ったのか、木暮はそうつぶやくと座り込んでしまった。
円堂がそんな木暮の肩に手を置く。
怒られるのかと思ったのか木暮は怯えた声を出して身を固くするが、円堂は穏やかに「時間はまだあるぞ、気にすんな！」と告げた。
「走り続ければ何とかなる」
木暮が振り返ると、いつも通りの円堂の笑顔があった。
「さぁ、ここからだ！気持ちを切り替えていくぞ！」
その声に雷門がそろって声を出した。
それからの試合も、イプシロンと雷門のボールの取り合いが続く。
土門の新技ボルケイノカットも発現し、木暮もリベンジとばかりに旋風陣を成功させた。
ボールは吹雪へ渡り、アツヤが威力をあげたエターナルブリザードを打った。
「ワームホール」
しかし、それもデザームによってゴールに入ることなく叩き落とされる。
「ふははは！いいぞ、もっと打て！もっと激しく、もっと強く打ってこい！！」
「.....ッちくしょーーっ！！！」
そろそろ一点をもぎ取らないとキツイ。
それを吹雪も焦っているのだろう、リカと一ノ瀬から強引にボールを奪うとそのまま上がっていく。
「吹雪」
「っ！！」
吹雪がかけられた声に気づき振り返る。
そこにはいつの間にか上がってきた神門がいた。
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桜餅 - ストーリーの流れ作りやセリフ、心理描写などがすごく丁寧で一気読みしててすごく楽しいです。神門ちゃんも神々しくて性差のないセリフもミステリアスで推しになっちゃいました。続きいつか見られたらいいなと思います。 (4月21日 10時) (
レス) @page27 id: 4b77f742c4 (このIDを非表示/違反報告)
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