. 39話 . ページ40
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「…そろそろ待てないから
認めないなら、消すね?」
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私は自分の頬を殴った。
本気で殴ってしまったからか、血が出てくる。
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「涼介、近くの人でいいから呼んできてくれない?」
涼介『分かった…。』
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涼介は私の頬を心配しながらも出ていった。
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私は萌望みたいに、叫んだりしない。
だって、本当に相手に殴られたんだとしたら
カッターで切りつけられたんだとしたら。
声も出ないくらい痛くて、苦しいはずだもん。
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涼介『ここです!!』
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涼介が息を切らしながら入ってくる。
一緒に入ってきたのは私のマネージャー。
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『ちょ、ちょっと!?A大丈夫!?』
「マネージャーさん……大丈夫…ッです…。」
『大丈夫じゃないでしょ、誰にやられたの?』
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私は言いにくそうに萌望を見る。
まるで、萌望に脅されているかのように。
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『もしかして…萌望さん?あなた…』
華『え、わ、私っ…やってないですぅ』
まだ隠すつもりなんだ。
あなたの居場所はもうどこにもないのに。
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涼介『いや、俺たちが見てたんです。な?』
薮『…おう!そうだな、俺たちがちゃんと見てた。』
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『そう…。
この事は、事務所に報告ね。
あと、警察にも』
華『そ、そんな、私何もッ……』
『嫌がらせの件。
あなたなんでしょ?
立派な犯罪よ。』
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『A、早く手当てしないとアイドルなのにあざが残るから…』
「うんっ、分かった」
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どう?萌望さん。
誰も信じてくれない。誰からも愛されない。
誰も自分を求めていないこの時間。
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愛されたいお姫様には、苦痛でしょ?
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「…さよなら、萌望華」
華『…う、あ………』
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萌望は今にも狂ってしまいそうな表情。
もうじき芸能界からも、この社会からも消えるからかなぁ?
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永遠に、さよなら___。
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美紀 - JUMP大好きです7担当ですこの小説最高です (2018年8月28日 13時) (レス) id: 9b074a0665 (このIDを非表示/違反報告)
み み な 。(プロフ) - 麗華さん» ありがとうございます!いえいえ、そんなことないですよ 笑 (2018年8月3日 11時) (レス) id: 7bca5b9f81 (このIDを非表示/違反報告)
み み な 。(プロフ) - さなさん» ありがとうございます! (2018年8月3日 11時) (レス) id: 7bca5b9f81 (このIDを非表示/違反報告)
み み な 。(プロフ) - リズムさん» 作れたら作りたいです! (2018年8月3日 11時) (レス) id: 7bca5b9f81 (このIDを非表示/違反報告)
み み な 。(プロフ) - やーあいさん» ありがとうございます! (2018年8月3日 11時) (レス) id: 7bca5b9f81 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:み み な 。 | 作成日時:2018年7月2日 21時