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新しいとこ見つけたんだよね、と山ちゃんに連れてこられたカフェは、こじんまりだけど明るくていい雰囲気だった。
やっぱり山ちゃんってこういうとこ見つけるの上手いよなぁ。
「山ちゃんどうかしたの？」
そんな彼がしきりに入り口を気にするから気になって尋ねると、ものすごく真剣な顔でこっちを向いた。
「いいか圭人」
「う、うん？」
「男はな、ここぞというところで引いちゃいけないんだからな」
「え？」
「引くなよ、絶対。全力で押せ」
「……なんの話？」
全然分からなくて首をかしげる。
次の瞬間、よく知った声がきこえた。
「あれ〜山田と圭人だー！」
「よっ」
「伊野尾ちゃん……！？」
なんで、伊野尾ちゃんがここに。
振り向いた俺は、更に凍りついた。
「裕翔！？」
「け、圭人……」
互いに予想外で、目を白黒させる。
心に、なにか嫌なものがじわりと広がった。
ああ、最悪だな。まさか二人のデートに遭遇しちゃうなんて。
何も言えないでいる俺たちをよそに、山ちゃんと伊野尾ちゃんは楽しそうに話している。
「じゃあ、そういうことで？」
「決まりだね！」
……って、ちょっと待って何の話？
「え、あの……」
「圭人、俺伊野尾ちゃんと買い物言ってくるからさ。ここで待ってて」
「ええ！？ なんで急に！」
「いいだろ別に。じゃ」
「山ちゃーん……」
さすがの身勝手さに言葉を失うも、結局その場には俺と裕翔だけが残された。
「えっと……座っていいかな」
「あ、うん！」
遠慮がちに尋ねる裕翔に慌ててうなずく。
気まずい空気が流れるから、思いきって口を開いた。
「えっと……ごめんね」
「え？」
「デート邪魔しちゃったみたいで……」
「え、待ってなんで？」
「伊野尾ちゃんとデートしてたんでしょ？」
心の痛みを押さえてきけば、裕翔はきょとんとした顔になる。
「デート？ してないよ！」
かと思えば慌てて否定するから、今度は俺がきょとんとした顔になった。
「え、じゃあ」
「伊野尾ちゃんにお出かけしよって言われて。でも別に付き合ってるわけじゃないし、デートじゃ」
「そ、っか」
衝撃。裕翔と伊野尾ちゃん付き合ってないんだ。
なんだか少し、安心した。
と同時に、山ちゃんの言葉を思い出す。
『引くなよ、絶対。全力で押せ』
……ひょっとして、山ちゃんは伊野尾ちゃんたちが来るのをわかってて……
乾いた唇をなめる。
拳をぎゅっと握りしめて、俺は口を開いた。
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アーリー(プロフ) - やまありが見たいです！シチュエーションはなんでもいいです！ (2018年3月27日 10時) (
レス) id: 314e4c8ab4 (このIDを非表示/違反報告)
優 - eternalの続きが見たいです (2017年11月8日 7時) (レス) id: 13a9f2ae49 (このIDを非表示/違反報告)
0zf2p163561m7c(プロフ) - 裕翔くん受けが見たいです。相手は誰でもいいです。 (2017年9月23日 11時) (レス) id: ecfae142fa (このIDを非表示/違反報告)
ちろりー。 - 可愛い知念ちゃんが見たいです。厄介なリクエストだと思いますが、ぜひお願いします。長文失礼しました。応援してます！ (2017年9月2日 20時) (レス) id: 950c02c76a (このIDを非表示/違反報告)
ちろりー。 - こんにちわ、まそらさま。まそらさまの書く伊野尾ちゃんに惑わされ来ました。そして、リクエストなのですが、やまちねかありちね、又は両方(、、、欲張り)が見たいです。オスっぽいけど知念ちゃんのことが大事でしょうがないのと、ツンツンしてるけど本当は相手がすきな (2017年9月2日 20時) (レス) id: 950c02c76a (このIDを非表示/違反報告)
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