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知「買い物、行きたい」
圭「いいよ、どこいく?」
知「家具屋さん、行く」
家具屋さん?
知「いいでしょ?」
圭「うん」
そりゃノーの選択肢は俺にはないけど。
なんかこの家、足りない家具あったっけ?
知「家具買うわけじゃないからね」
圭「あ、そうなの?」
知「うん」
じゃあなんだろう。
でもこの感じだと答えてくれないだろうな。
知「平日だから、朝から行こう」
圭「え?」
知「人が少ないでしょ」
圭「ああ、わかった」
まあ、そっちは知念に任せて。
俺は、せっかくだからおいしいご飯のお店でも検索することにしようかな。
◇
知「圭人、はやく!」
圭「ちょ、ちょっと待ってよ知念」
ホワイトデー当日。
想像以上にご機嫌な知念にちょっと戸惑う。
圭「そんなに急がなくてもお店は時間にならないと開かないよ?」
知「早くいかなきゃいけないの」
圭「なんでよ〜」
朝からよくそんなに動けるな、ってぐらい元気な知念。
俺は筋トレだけじゃなくて走り込みもした方が良いのだろうか。
引っ張られながらたどり着いたのは、小さなお店。
え、ここ家具屋さん?
全体的に木がモチーフなのか、落ち着いた雰囲気。
薄暗い店内に入ると、木でできたアンティークっぽい家具や小物がたくさんおいてあって、すごくおしゃれな感じだ。
知「すいませーん」
お店の奥に知念が声をかけると、眼鏡をかけたおじいさんが姿を現した。
「おお、君か。よく来たね」
知「うん、約束通り!」
「そうかそうか、嬉しいよ」
知念に優しい微笑みを向けたおじいさんは、俺の方を見て目を細めた。
「そうか、君が彼の大切な人か」
圭「へ?あ、えっと」
知「うん、そうなの」
にっこり笑った知念は、俺にむきなおった。
知「このおじいさんね、木で物を作る職人さんで、ずっとこの店をやってるの。僕偶然見つけて入ったら、色々お話してくれてね、」
圭「そう、だったんだ」
驚いた。
知念が知らない店にふらりと入ってさらに店主と仲良くなるなんて。
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まそら(プロフ) - けーた。さん» ありがとうございます!長くなってしまいましたがなんとか終わらせました(汗 お気に召したならなによりです〜これからもよろしくお願いします! (2017年3月26日 13時) (レス) id: 3d265cde62 (このIDを非表示/違反報告)
けーた。(プロフ) - まそらさん» まそらさん〜!もう すごく好きなひかけとにどきどきが止まりません…!もう少し続くのかなと思ったのですがあまりの嬉しさに思わず来てしまいました^^;ありがとうございます*嬉しい〜♪ (2017年3月25日 22時) (レス) id: 5c1dcb4cdc (このIDを非表示/違反報告)
まそら(プロフ) - けーた。さん» リクエストありがとうございます!ぜひ書かせていただきます(*^^*)少々お待ちくださいね! (2017年3月22日 8時) (レス) id: 3d265cde62 (このIDを非表示/違反報告)
まそら(プロフ) - さくらさん» お気に召していただけたようで何よりです!次の甘々もがんばりますね(*´∀`) (2017年3月22日 8時) (レス) id: 3d265cde62 (このIDを非表示/違反報告)
オシャレマッシュ(プロフ) - まそらさん» いえいえ!はいっ!もっと闇感あるの楽しみにしてますっ!やぶいのには共依存にも程があるほど共依存してて欲しいです← (2017年3月22日 3時) (レス) id: d07691df96 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まそら | 作成日時:2017年3月5日 21時