愛がどうとか。〜最終章〜 (ページ7)

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迅side 分かってたんだページ7

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柾哉『洸人とAちゃんの本当の気持ち、
迅もう気づいてるんでしょ？』

『、、、っ、』

柾哉『後で後悔しても遅いぞ。迅』

真剣なトーンで

柾哉君はつぶやいた

〝本当の気持ち。〟

それは

2人が想い合ってる

って事。

Aの心の中には

最初からずっと洸人君がいた

洸人君の事目で追いかけたり

スタジオ来る度に洸人君がいないか探したりとか

んまぁほんっと分かりやすくて

しかもそれ無意識で、本人気付いてないしね？

洸人君も洸人君でAと俺が付き合ってから

露骨にスタジオに来る回数減ったし

やたらと嫌いな飲み会参加して

気紛らしてんのバレバレだし。

俺、Aの事も洸人君の事もずっと見てたからさ

2人が両想いだって事は

最初から気付いてたよ

.....それでも。

迅『洸人君にA渡すつもり一切ないから。』     

今Aと付き合ってんのは俺だから  

絶対、Aの事は渡したくない。    

この日を境にそう思う気持ちが焦りに変わって

Aを独占する事ばっかり考えるようになっていった

ーーー
現在

Aと別れて見送った後、スタジオに戻ると

何を言わずに柾哉君が俺を力強く抱きしめた

柾哉『よー頑張った！！』

他のメンバーも、皆俺に飛びついてきて

偉い偉い〜
頑張ったな〜

って言いながら

ぐちゃぐちゃにされる

『うぉい！！激しいから！！笑笑

やめーい！！あははっ』

そのメンバーからの気遣いと優しさに

ジーンときて

目に涙が溜まった

『っあー！！！なんか、お腹すいたーー！！』

誤魔化すつもりで
京ちゃんの目の前で大きな声で言うと

京介『ちょ、おい耳キーンってなるからぁ笑』

嫌そうに言った

あははっと盛り上がるいつも通りの皆に

すげー、救われた。

...ありがと、皆。

洸人君含め俺やっぱINI大好きだわ！！！

泣きそうになるのをグッと堪えて

笑顔でメンバー達に駆け寄り

思いっっ切り抱きついた