愛がどうとか。〜最終章〜 (ページ6)

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迅side 溢れる感情ページ6

洸人『迅、ごめん。

俺がA無理矢理引っ張って連れだした』

俺に謝る洸人君はいつにも増して真剣な表情

静まり返るスタジオ

そんな洸人君を見て

更に独占欲が溢れて

強くAを抱きしめた

A『..迅君、』

Aは俺に困ったように声をかける

『...。』

A『突然、出て行っちゃって驚いたよね。ごめんね。』

その、俺を諭すような言い方

、、やめろよ。

もっと、焦ってよ

俺に、洸人君との事を誤解されたくなさそうに

もっと、慌てて

否定してくんないとさ

俺だけ必死になって、馬鹿みたいじゃん

いつも余裕があって冷静なAに対しても

この時だけは、イラついた

Aから離れて洸人に身体を向ける

『洸人君

俺、洸人君の事まじで尊敬してるし

大切なメンバーだと思ってる。

、、、けどさ

...でも、流石にこれは無いんじゃねーの？』

頭を上げて

洸人『...本当に、悪かった。』

洸人君は俺を真っ直ぐ見て謝った

年下の俺に、

こんな真っ直ぐ誠心誠意謝れる洸人君は

やっぱ、かっこいい

でも、それが余計ムカつくんだよ..っ

両手をぎゅっと固く握り締めた

見兼ねた柾哉君の声掛けでメンバーが帰って
柾哉君含め4人が残った

A『私、強引に引っ張られた訳じゃないよ』

洸人『いや、俺が強引だった。
迅にも何の一言もなくAの事連れていくのは良くなかったよな。もうしない』

なんだよ

2人で相手の事庇っちゃってさ。

なんて、不貞腐れてたら

洸人『これからは、』

下を向いてる俺の目の前に来て

洸人『正々堂々、迅からAの事奪いにいくわ』

堂々と言った

驚いて顔を上げて洸人君を見る

迅『洸人君、それ冗談？
冗談だったら全然笑えなーー洸人『いや、本気』

洸人『迅の事も大事だと思ってあの時は諦める方選んだ。けど、やっぱ諦めるの辞めた。』

洸人君の全てを覚悟したかのような余裕な佇まい

洸人『、、って事を、迅に話す前に先にAに言っておきたくて

どうしても2人になりたかった。』

『洸人ちょっと、』

正直、動揺した

洸人君が本気になったら、俺は、、

脳内で考えていると

ガバッと柾哉君は俺の肩を組んた