愛がどうとか。〜最終章〜 (ページ4)

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迅side 違うよな、？ページ4

迅side ー回想ー

そろそろA最寄駅着く頃かなー

そう思ってAに電話をかける

いつものようにスタジオに来てって言ったら

案の定断られる

それでも、結局

なんだかんだいつも俺のお願いを聞いてくれるA

ダンスがなかなか頭に入らなくて

ちょっと息詰まるとさ

なんか、無性に

Aに会いたくなるんだよ

スタジオの扉が開いてAが入ってくると

メンバー達に挨拶しながら
当たり前のように俺のいる所まで来て

隣に座った

いや、彼氏だしね？

呼んだの俺だし

当たり前なんだろうけど

でもなんか嬉しくて

身体を伸ばしてるAにちょっかいをかけた

やめてって言ってクシャッと笑うA

いつもの大人っぽい感じと違って
こういう時すっごい可愛いんだよなぁ

Aに好きと耳元で呟くと露骨に照れてて

本当は抱きしめたかった

洸人『はい、ストーップ』

後ろから洸人君が俺達の間にわざとらしく割り込む

その洸人君の行動に

心がもやっとした

でもその後すぐ
マネージャーが怒ってるから電話しろって洸人君に言われて
慌てて電話を掛け直す

〝マネ『お疲れ様ですどうしました？』〟

『おつかれっすなんすか？話って』

〝マネ『話？なんの事ですか』〟

『え？だってーー

ーーガチャ

扉の開く音がして視線を移す

『ちょ、え？』

洸人君がAの手を取って2人で出て行き

扉が閉まる音がスタジオに響く

マネージャーとの電話を切り

状況を理解できずにその場に立ち尽くす

雄大『え？？どゆこと？？』

武尊『何が起きたん？！』

他のメンバー達も騒つきだす

大夢『迅、

洸人君とAちゃんなんかあったの？』

一斉に俺に視線が集まる

『ぃや、おれも、わかんない』

心拍数がどんどん上がっていく

洸人君もしかしてまだ、、

..違うよな、？

理人『洸人に電話してみるわ』

ﾌｪﾝﾌｧﾝ『さっきからかけてるけど出ないよ』

京介『ココに置きっぱのスマホ２つあるけどー』

京ちゃんがさっきまで俺らが座ってた机の上を指差した

は？

何も持たずに行ったのかよ、

ぎゅっとスマホを握り締める

、、、何考えてんの洸人君

ただ待つしかないこの時間が

永遠に感じた