愛がどうとか。〜最終章〜 (ページ3)

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それだけはページ3

迅『Aは考えすぎなんだって！』

迅君は私の前に来て

私の両肩に手を置き覗きこむ

迅『複雑にする必要なんて、一切ないんだよ』

ね？

と微笑む

迅『..とか言って

俺が無理にAの事ずっと引き止めてたし

複雑にさせちゃってたの俺だけどさ〜笑』

『そんなことないよ。』

迅君を真っ直ぐ見て言う

『無理にだなんて、そんなわけない。

迅君がいてくれてよかった。

私が迅君のそばにいたいと思ったから付き合ったの。

それだけは、、誤解して欲しくない。』

迅君は驚いたように私を見る

迅『、、、そっか。』

『わっ』

ーーーグイッ

一瞬、

ぎゅっと強く私を抱きしめて

すぐに離れた迅君

迅『よし！！！！

もう思い残す事ない！！』

満面の笑みで言った

迅『、、んで？どーすんの』

『え？』

迅『だーかーらー。

待ってるよ、洸人君』

『でも、ーー迅『あ、洸人君そういえば

さっき帰ったばっかりだっけなー？

追いかければまだ駐車場いるかもなあ〜〜？』

迅君はわざとらしく言って

また、優しく微笑んだ

『、、、、。

迅君、ありがとう

行ってくる。！！』

迅『行ってこい！！』

迅君に
笑顔で手を振って

私は走り出した

どんどん迅君との距離が離れていく

その間もずっと
迅君は私に大きく手を振ってくれていた

〜〜〜〜〜〜

迅side

洸人君の方に走って行くAの後ろ姿に

ずっと手を振り続けた

出会ったあの日から

ずっとAは特別で

、、、大切。

それは、この先も変わんない

俺がAの本音を封じ込めてた事にも気づいてた。

それでも

独占したい。誰にも渡したくない。

そう思う気持ちが増していって

焦って自分のことしか考えられなくなって

そんな自分にまたイラついてA引き留めて、、って

迅『馬鹿だよなーほんと』

Aには、心から笑っていて欲しい

今は本当にそう思ってるからさ。

A、今までごめんな。

それと、ありがとう。

迅『頑張れよー！！！』

見えなくなったAに向かって

俺はでっかい声で叫んだ