愛がどうとか。〜最終章〜 (ページ2)

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王子様ページ2

驚いて

目を大きく見開いて迅君を見る

私の方を向いた迅君は

とても落ち着いていて

それどころか、

どこかスッキリしているようだった。

優しい表情でそっと私に微笑む

、、、。

いや。

違う

言わせてしまったんだ。

迅君は私が自分で気づくよりもずっと前から

私の気持ちにとっくに気づいてて

きっと、私が今苦しい事も

わかってて

だから、私が少しでも楽になれるように

迅君の、方から

言ってくれたんだ、、っ、

目にどんどん涙が溜まっていく

迅君は

出会った時から、今もずっと

私の事を気にかけてくれてた

困っている時、いつも助けてくれて

私の事を第一に考えてくれる

そんな、本物の王子様みたいで。

こんな私に無条件の愛を沢山くれた。

貴方の

その大きな心に

私は、何度も救われたよ。

『私の事を、...愛してくれて、

大切にっ、、してくれて、

、、....っありがとう』

涙が流れないように、上を向いて

泣きそうなるのをグッと堪えて

笑顔で伝えた。

それでも

目からポロｯと一粒だけ

涙がこぼれ落ちた

迅『..もー。

Aが泣くのは反則だって～～！』

そう笑って言う迅君の目にも

大きな涙の粒が溜まっていた

それでも、ニカっと笑って

迅『ってか！！

な～に最後みたいな感じで言ってんのかな～？笑

これからもっとダル絡みしに行くから！！』

あははっ

と楽しそうに笑って言う迅君

その笑顔に釣られて

私も自然に笑顔になる

『あー、、それはそれでちょっとなぁ〜、、笑』

ふざけて嫌がると

迅『うおい！！笑』

とツッコミを入れる迅に

心の中で、何度も何度も

ありがとう

ごめんね

を繰り返し伝えた

迅『A』

『何？』

迅『もう、自分の気持ち抑えなくていいんだよ』

『、、、。』

迅『やっと気づいたんでしょ。

Aの心に誰がいるか』