アイドルになった君と【番外編】 (ページ19)

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似てるといいなページ19

汐恩『ただいま～』

「あれ、今日メンバーとご飯って言ってなかった？」

思ってたより早く帰ってきた汐恩に
ソファーに寝転んでいた身体を起こして

顔だけひょこっと出しておかえり～と微笑んだ

汐恩『今日行くのやめた。それよりA体調は？』

何も言わないけど、
きっと私の体調を心配して断ってくれたんだろうな

それに、いつもよりも大分と早い帰宅。

急いで帰ってきてくれたんだろうなぁ～

「わっ」

部屋着に着替えた汐恩が
ソファーにいる私の隣にきてぎゅ～っと抱きしめられる

汐恩『聞いてる？体調はどうなん』

「あ、ごめん笑今は落ち着いてる」

心の中でこっそりありがとうと言った

汐恩『ほんまに？無理してるんちゃう？』

私の頭を優しく撫でながら心配そうに見つめる汐恩が愛おしくて

そんな汐恩に早く言いたくて、頬が緩む

「だーいじょーぶ。笑
あ、お腹空いてるよね～？昨日の残りのシチューならあったかな～、なにか食べるでしょー？」

後はなにあったかな～

考えながら汐恩の腕をほどきキッチンに向かう

、、ん？

振り返ると汐恩もついてきていた

顔を傾げると汐恩がじぃ～っと心配そうに私を見つめる

もーほんと、優しいなぁ。笑

こういう時に汐恩の優しさを改めて感じる

「汐恩はソファーでくつろいでて。仕事で疲れてるんやし」

汐恩『自分でやるわ』

「これくらいやるって～笑」

汐恩『Aは休んでていいって～笑』

「...なんか、このやりとり前にもなかった？笑」

汐恩『あー、あったあった笑 Aが倒れて俺が毎日お世話してた時や笑』

その時！懐かしい笑そんな事もあったね～笑

なんて2人で笑って
結局一緒に夜ご飯の支度をした

汐恩『いただきまーす』

美味しそうにモグモグ食べる汐恩が何だか子供みたいで可愛い

...この子は、汐恩に似てるといいなぁ

お腹をさすった