雨風の中、日向に芽吹く―

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それから約1ヶ月間は・・・

自然と5人で新メンバーについて話し合う時間が増えた。
時には、彼女のレッスン風景のDVDを運んでくる社長を交えて。







「加入させるのを決めたのは僕だけど、それから先の彼女のことはYOUたちに任せる」

「普通の女の子らしさを消して欲しくない」

「なにかあったら僕が責任を取るから」





資料で見ていたが、彼女は事務所所属じゃなくジャニーさん個人でのマネジメント。
だから嵐専属のマネージャーもあまり関与はしないらしい。

ダメ出しや叱咤も5人でしてくれということだった。









とりあえず・・・
それを踏まえて5人で決めたこと。



【特別扱いはしない】






自分たちで言うのもなんだが、今俺たちは結構チヤホヤされる立場に来ていて。

でも、それは・・・
過去に俺たちがゆっくり培ってきたものがやっと認められてきたってことだから。




この環境に来たら、彼女を取り巻く環境は一変するだろう。

でも・・・
それで彼女が勘違いすることのないように。
俺たちが道を外させないようにしようということだった。








ジ「あとは・・・そうだ。ニノ」

二「なに？」

ジ「7月クールのドラマね、、、」


そう。俺で主演が決まっているドラマが来月から撮影スタートする。








ジ「お嬢、妹役で出るから。面倒見てあげてね」

二「えっ・・・だってあれってオーディションするんでしょ？」

ジ「したんだよ、先月」

二「じゃあ今まだ選考中じゃん」

ジ「そうなんだけど、」






お嬢に決まるから、絶対ね。

ジャニーさんは笑いながら言った。









事務所であの話を聞かされてから約1ヶ月が経つ。


明日、俺たち5人は彼女と初めて会うーー




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初対面 2011.5.14→←・

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