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審査は進み、芝居の指示が出る。
自分の大切な人が亡くなった、
という設定で演技してみてくださいというものだ。小道具は一切無し。
ここに居るマネージャー陣は一斉にオペラグラスを構える。
50人近くの女の子がオーディションを受けて居て。
友人が倒れていると見立てているのかしゃがみこみ、どうして死んじゃったの？と声を荒げて泣き叫ぶ者。
口を押さえながら声を殺して泣く者、、、
若いからなのもあるかもしれないが、
どの子も似たり寄ったりだった。
そこでやってきたお嬢の出番。
最終グループのいわば大トリだ。
芝居は全く教えていない。
どう演じる・・・？
立ち上がり、すぅーっと息を吸ったと思ったら一点を見つめて・・・
すぐに両目に涙が溜まり。
右目、左目からポロッ・・ポロッ・・と涙を一筋ずつ溢した。
これ、決まったなーーー
どうして死んでしまったのか、
と言っているかのような怒りも含んだ哀しみの目。
声も出さず、身ぶり手振りもなくただ涙を溢す。
正直、予想以上だった。
オーディションはこういう場所、ということを教えるための経験の場として連れてきただけなのに。
それを見た瞬間・・・
周りに居る他事務所のマネージャーたちが息を飲んで肩を落としたのが分かった。
僕は・・・
すごい子を見つけたのかもしれない。
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さんでぃ(プロフ) - 美紀さん» 初コメントありがとうございます！ストックは沢山あるのですがなかなか進まずごめんなさい。気長にお待ち頂けたら嬉しいです！早くSnow Manのところまで書き進めたいです！ (2020年2月20日 17時) (
レス) id: 6ba148e475 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 嵐とSnowMan大好きなので最高です更新大変だと思いますが頑張ってください応援してます (2020年2月19日 10時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さんでぃ | 作成日時：2020年1月26日 18時
